今回は、本ブログをお読み頂いた方から寄せられた、カタツムリとの暮らしに関する2023年11月5日のご相談ついて、お応え致します😄
Cさんからのご相談
保温マットやヒーターは、何がお勧めですか?
仕事中はサーモスタットを使用しないと温度管理が出来ないのですが、お勧めのサーモスタットも紹介して頂けると助かります。
カタツムリが、よく卵を産む環境は何ですか?
単純に落ち葉を敷いただけで交尾するかというと、そうでもありません。餌の種類、カタツムリの健康状態、気温や湿度、色々な要因を考慮して育てていますが、交尾に持ち込むのは簡単ではありません。
こつむ日記さんの産卵率は高いみたいなので、交尾に至るまでのノウハウ、空気の流れ方や餌の選び方、土の種類や土壌管理の方法などの紹介も、検討して頂けないでしょうか?
欲張り過ぎかもしれませんが、カタツムリを本気で飼育している私にとっては、うちのカタツムリたちを死なせないためにも、是非知りたいです。
こつむ日記 2023年11月5日アンケートより
アンケートのお礼
Cさん、アンケートにご協力頂きありがとうございました😊
自分と同じように、お仕事をしながら、カタツムリを育てているようですね。やはり、その日の気温によっては、カタツムリの事が心配ですよね😌
自分も、自宅を留守にしている時は、天気予報を見ながら、カタツムリがいる部屋の温度や湿度などをとても気にしています。
Cさんは、サーモスタットを気にされているので、とても本格的にカタツムリを飼育されているようですね!
また、カタツムリの産卵については、自分の場合は予め準備をしています。そして産卵する個数も、自分でお世話出来る範囲にコントロールしています。
今回は普段行っている、温度管理や、お勧めサーモスタット、そして「カタツムリが無事に結ばれる方法」を中心にお応え致します🥰
温度管理について
我が家の場合は、住宅の外壁の断熱材の効果により、例えば外の気温が0℃の場合は、室内温度は、10℃を下回りません☺️
それでもカタツムリを飼い始めたばかりの頃は、無事に越冬出来るか、とても心配だったので、自分も温度管理の器具を調べました。
『ピタリ適温プラス1号』は、主に爬虫類用のヒーターなのですが、カタツムリの飼育をしている方のブログなどを参考に購入しました。
しかし、結局のところ室内が10℃以下にならないのであれば、大丈夫だろうと判断してヒーターはお守りとして、保管するのみで使ってはいません。ですが『ピタリ適温プラス1号』は、コンセントを差すだけで適温になるので、オススメの温度管理の器具だと思います😄
ちなみに、我が家の温度管理は主に、温度計を適宜確認し、エアコンや加湿器を使って調整しています。
アマゾンのベストセラーサーモスタット3選
今回、改めてサーモスタットの商品を調べましたので、アマゾンのベストセラーからトップ3の商品をご紹介致します😆
便利!:最初からこれを買っておけばよかった。サーモ、逆サーモの両方使えるので便利です。コンプレッサーが稼働するまでの時間も設定出来るので、コンプレッサーの負担も減らせていい。
Amazonレビューより:Inkbird 温度コントローラー
ケヅメリクガメ用に取付け!:20年ほど前に息子と孫で飼い始めましたが、家の中で飼育出来なくなって屋外に、コンパネと断熱材で作った小屋(120㎝)で我家に来て15年以上、温度コントローラーも経年劣化したようなので、この度、交換しました。取り付けや設定は説明書に丁寧に書いてあるので問題なく設置出来ました。
Amazonレビューより:DIGITEN DTC101温度コントローラー
コスパいい商品:この類の商品では安い部類ですが、作りはしっかりしています。マニュアルは英語ですが、絵や図が多いので、設定はそんなに難しくないです。耐久性は不明ですが私は、いい商品だと思います。
Amazonレビューより:Elitech STC-1000Pro サーモスタット
ぜひ、上記のサーモスタットを参考に、お住まいの環境に併せて、温度管理をしてあげてくださいね☺️
カタツムリの妊活
カタツムリは雌雄同体の動物で、オス・メスの区別はありません。そのため、一般的に「カタツムリは良く卵を産む」と考えられています。
しかし、カタツムリを飼育者が意図して、「カタツムリが妊活する環境を作る」というのは、中々難しい問題です。そして「カタツムリが、どのようにパートナーを探すのか?」という内容は、専門家にとっても難しい問題のようです。
軟体動物の全体で、生殖的隔離のメカニズムはほとんど未知の状態にある。配偶者選別(交尾前隔離)の機構については、先行研究は皆無に等しい。
日本生態学会大会講演要旨集より
【参考資料】
カタツムリの妊活は、プロの研究者ですら、頭を悩ます問題なので、Cさんが「どうすれば、カタツムリは妊活をするだろう🤔」と悩まれるのも無理ありません。
しかし、どうやら性フェロモンを分泌させてパートナーを探しているという研究結果が出ています。
カタツムリは婚活が9割
Cさんを初め、多くの研究者を悩ませている、カタツムリ(軟体動物)の繁殖行為ですが、他にも問題があります。それは、カタツムリは、生存環境が限られた範囲である上に、近親での繁殖は、寿命が短かったり、奇形のカタツムリが産まれやすくなってしまうのです😞
そのため「カタツムリが無事に結ばれる」には、ご縁を取り持つ「キューピッド」が必要なのです☺️
我が家では、梅雨の時期になると、庭や玄関にカタツムリがやってきます。そして、「この子は、うちのカタツムリのパートナーに良さそうだ😊」と自分(自称:キューピッド)が思った、野生のカタツムリを捕まえて、飼育ケースの中に入れてあげます。すると、ウスカワマイマイの場合は、あっという間に、妊活を始めます😎
ちなみに、ミスジマイマイの場合も同じで、ずっと同じ環境の飼育ケースで育った、ミスジマイマイ同士は、中々妊活をしないのに、野生のミスジマイマイを見つけてくると、その内に「頭瘤」が出来て、めでたく結ばれます。
自分も詳しい事は、分からないのですが、もしかしたら、少し育った環境が異なる、同種のカタツムリの場合に、「繁殖しやすくなる」のかもしれません😊
カタツムリのパートナー選びには、カタツムリが育った環境についても、考慮にいれる事をお勧めします。
おわりに
なお今回、Cさんからご質問を頂いた内容については、以前、自分が記事を書いているので、ご参考になれば幸いです。
是非、今回の記事と、お勧め記事をお読み頂き、可愛いカタツムリのために、良きパートナーを見つけてくださいね😆
雑学・豆知識ランキング
コメント