
「カタツムリ」という言葉は、実は日常用語であり、分類学的な名称ではないそうです。一般的には、殻のついた陸に住む巻貝を指して、「カタツムリ」と呼ぶ事が多いようです。ちなみに、我が家の「こつむ」は正式名称は「ウスカワマイマイ」という種類です🐌そして、このカタツムリは割とポピュラーで日本の広範囲に生息する種類なのです。しかし、そこには謎な部分も隠されているのです。

カタツムリは、国内では約800種類生息しています
日本自然保護協会の調査(自然しらべ2004)によると、日本国内にはなんと約800種類ものカタツムリが生息していると言われています。
カタツムリは歩みが遅く、行動範囲がとても狭い生き物です。そのため、基本的には「その地域にしかいない固有種(ご当地カタツムリ)」になることがほとんど。
地域限定のご当地カタツムリがいます
例えば、SNSなどでも時々見かけるオオウケマイマイは、奥羽(おうう)地方に生息する「殻に毛が生えた」珍しいマイマイの一種です。自分の住んでいる地域にいないカタツムリの写真を見ると、本当に興味津々になりますよね。
このように、山を一つ挟んだだけでも種類が変わるほど、カタツムリは地域性が強い生き物なのです
生息域が広いカタツムリもいます
それなのに、なぜ我が家のこつむ(ウスカワマイマイ)だけは、日本全国どこにでも分布しているのでしょうか?
這ってしか動けない彼らが、北海道から沖縄まで移動できた理由について、ある研究者がDNAを調査した面白い論文があります。
論文(『島嶼における外来種陸産貝類の固有生態系に与える影響』など)によると、全国に広がった理由として、次のような仮説が立てられていました。
人間の経済活動(流通)」に乗って移動した説
昔から人間が苗木や物資を船舶などで運ぶ際、その荷物にウスカワマイマイやその卵が付着し、頻繁に移動した結果ではないか、という推測です。
なるほど、自力ではなく人間の流通網を使って「ヒッチハイク」をしていたわけですね!
でも、DNAを調べたら距離と一致しなくて、実はまだ正確には分かっていないとの事なのです。

どうしてウスカワマイマイは生息域が広いのか
ウスカワマイマイは、なぜ全国にいるのでしょうか🧐そして、何処からやって来たのでしょうか🐌謎は、深まるばかりです😊
参考文献からの引用
また、ウスカワマイマイ類は人為的な分散をする傾向が強いが、DNAレベルで検討しても、人為分散の経路は解明が困難だと解った。
鹿児島大学 島嶼における外来種陸産貝類の固有生態系に与える影響
参考文献📖
島嶼における外来種陸産貝類の固有生態系に与える影響
2004年「カタツムリを探そう」日本自然保護協会


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