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10分で分かる世界一美しいカタツムリ「コダママイマイ」の謎🧐

生態

先日、たまたま立ち寄った本屋で、美しい表紙が目に止まり、衝動買いをしてしまいました📚今回は、その本の表紙を飾る、世界で一番美しいカタツムリのコダママイマイの美しさの謎について考察したいと思います🧐

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世界一美しいカタツムリ

コダママイマイは、キューバ固有のカタツムリです。殻の色や模様が非常に美しいことで知られ、世界一美しいカタツムリと呼ばれています。殻の直径は2~3cmほどで、黄色やピンク、赤、白、黒など様々な色があります。

コダママイマイは樹上に住み、コケや地衣類を食べています。これらの植物に含まれるミネラルが、殻に鮮やかな色を与えていると考えられています。コダママイマイは、キューバの東海岸線に沿って細く伸びる地域にしか分布しておらず、その生息地は非常に限られています。

表紙を飾る「世界一美しいカタツムリ」のコダママイマイ

危険にさらされているコダママイマイ

コダママイマイは、その美しい殻を目的とした乱獲や違法取引、開発による生息地の破壊、気候変動などの脅威にさらされており、絶滅危惧種に指定されています。そのため、キューバではコダママイマイの保護のために、国際的な取引の規制や生息地の保全、地元住民や観光客の啓発などが行われています。

ギャラリー:「世界一美しいカタツムリ」、絶滅危機と懸命な保護活動 写真9点
多様な色と模様で人々を魅了する、キューバの固有種コダママイマイ。その美しい殻を目的とした違法な取引や、森林伐採、気候変動などにより、絶滅の危機に瀕しています。

しかし、コダママイマイの美しさは、かえって自らを危険にさらしている様にも思われます。

その一方で、コダママイマイ自身は、自分を守るために「硬いカルシウムの殻」を背負って生きています。

それもに関わらず、「なぜ、コダママイマイはこれほど美しく進化したのか?」自分は、その点が不思議でなりません。

Polymita picta(コダママイマイ)Wikipediaより画像引用

国際軟体動物の祭典での評価

ドイツでは毎年「International Mollusc of the Year 」という国際的な軟体動物の祭典が行われています。この祭典は、生物多様性ゲノム研究センター(LOEWE CENTRE FOR TRANSLATIONAL BIODIVERSITY GENOMICS)」が軟体動物の多様性への意識を高めることを目的として2020年から開催しています。なお、2021年の受賞は「アオイガイ」、2022年の受賞は「コダママイマイ」、2023年の受賞は「ロコガイ」でした😊つまり「コダママイマイ」は国際的な学会でも注目されるほど、その生態は希少性が高いのです。そして、その希少性は、やはり「世界一美しいカタツムリ」と称される程の美しい外観にあると思われます。

Mollusc of the year 2022: The Cuban painted snail (Polymita picta)
Mollusc of the Year 2022 - LOEWE-Centre for Translational Biodiversity Genomics

研究者も解明できない貝の美しさ

コダママイマイに関わらず、貝は外観がとても美しい種が多く、その点について不思議に感じている研究者は少なくありません。東京大学総合研究博物館の佐々木准教授は文京区教育センターの連携事業として2021年に「貝の不思議」展を開催し、貝の不思議について着目しました。そして、特に「熱帯の貝の美しさ」について以下の疑問を取り上げています。

貝の不思議展

色と模様:熱帯の貝はなぜ美しいのか。これは貝類だけではなく、魚類、鳥類、昆虫等多くの生物にも当てはまる疑問である。〜一部のみ引用〜 貝は他の動物より眼の発達が悪く、色や模様を識別できていない可能性が考えられる。また、生きている時の状態を見ると貝殻の表面に厚い有機質の殻皮を被る種が多く、海藻や泥に覆われることにより、色や模様は隠されていることが多い。

貝の不思議展より一部抜粋/東京大学総合研究博物館:佐々木准教授

まとめ

コダママイマイのようなカタツムリは、光を感じる程度の視力しか持ちわせていないと考えられています。

それにも、かかわらず世界一と称されるほどの美しさを持ちわせている理由は何なのでしょうか🤔

自分もいろいろ考えましたが、今回は検討もつきませんでした😅

また、機会を見つけて、じっくり考察の時間を作りたいと考えています☺️

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