ぼっちマーケターの強い味方である、マーケティングセオリーは、日々進化しています😤今回は、定番のマーケティング分析の後半をお届けします❗️
前回の振り返り
AIDMAの手法を取り入れ、漏斗(じょうご)プロセスをイメージした、マーケティング手法のパーチェスファネル分析を解説。マーケティングプロセスを、絞り込んでいく手法は、分かりやすい面もありますが、マーケティング対象が、限定された層になりがちな側面があります。
そして、スマートフォンの普及やSNSなどの登場により、ユーザーの情報発信まで、マーケティングの領域に含める必要性が出てきました。そのため2004年以降には、ソーシャルメディアを反映したマーケティング手法が考案されました。その中の、一つがAISASです。
AISASとは
AISASは、消費者が商品やサービスを購入する際に経る5つの段階を表すマーケティングモデルです。
- Attention(注意):商品やサービスに初めて気づく段階です。
- Interest(関心):商品やサービスに興味を持ち、詳しく知りたいと思う段階です。
- Search(検索):商品やサービスについて、オンラインやオフラインで情報を調べる段階です。
- Action(行動):商品やサービスを購入する段階です。
- Share(共有):商品やサービスを購入した経験を、他の人と共有する段階です。
AISASは、AIDMAの後継モデルです。AIDMAは、消費者が商品やサービスを購入する際に経る5つの段階を表すマーケティングモデルですが、AISASは、消費者が商品やサービスを購入する際に、インターネットやスマートフォンで情報を調べることが多いことを考慮して作られています。
また、AISASでは、商品やサービスを購入した経験を、他の人と共有する段階が追加されています。
インフルエンスファネル
そして、近年では、AISASの行動分析を活かした、マーケティング手法が考案されました。それを、インフルエンスファネルと言います。
インフルエンスファネルでは、お客様が継続してサービスを利用して、更に自社のサービスファンになり、SNSなどで情報発信し、サービスの認知度が拡散される状況を考えます。
ファネル分析のステップを追加
ファネル分析では、前回、パーチェスファネルの3つのステップである、TOFU、MOFU、BOFUを考えました。
なお、インフルエンスファネルでは、4つ目のステップのCOFU(カスタマーオブファネル)を追加して、マーケティングのプロセスを考えます。
また、パーチェスファネルとインフルエンスファネルの2つのファネルを組み合わせて、ダブルファネルとも呼びます。
ダブルファネル分析の4つのステップ
ダブルファネルでは、パーチェスファネルとインフルエンスファネルを組み合わせて、主に4つのマーケティングプロセスを考えます。
- トップオブファネル(TOFU): マーケティングの初期段階で、広範なオーディエンスにアプローチし、関心を引くための活動を行います。
- ミドルオブファネル(MOFU): 関心を持った人々が具体的な興味を持ち、さらに情報を得たり製品やサービスを評価する段階です。
- ボトムオブファネル(BOFU): 評価を経て、最終的に購買意思決定に至る段階です。
- カスタマーオブファネル(COFU ):既に商品を購入して、自社の商品のファンになっている層の行動を考えます。
ファネル分析の課題
シンプルとは限らない
そもそもファネル分析は、かなり情報が洗練されている事が前提になっています。しかし、現実的に、我々が得られる情報は、かなりノイズが多いのが現状です。そして、その情報のプロセスは、川上から川下に流れる様なシンプルなものとは限りません。
多種多様な購買行動
現在は、モノを買うばかりではなく、サブスクリプションサービス(定額制のサービス)や無料のサービスなど、購買行動は、多種多様になっています。
お客様は漏斗(じょうご)では無い
そしてファネル分析は、マーケティングプロセスを単純化し過ぎている側面があるので、取り扱いには注意が必要です。また、お客様というのは、人様であり、けっして漏斗(じょうご)で無い事は、肝に命じておくべきでしょう😎
正しく使えば有用なフレームワーク
ただ、自分でマーケティングプランを考えたり、マーケティング後の効果測定などの場合には、ファネル分析とても有用なフレームワークだと思います。
特に、これから「ぼっちマーケター🧐」を目指す方には、定番・基本のマーケティングのフレームワークはしっかりと理解が必要です😊
今回の記事が、お役に立てれば幸いです。今後も、いろいろなマーケティングの情報を取り上げて参りますので宜しくお願いします❗️
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