マーケティングには、様々な分析手法があります。そして、ぼっちマーケターは、「ぼっち」で結果を出すには、マーケティング・セオリーの理解が必須です。今回は、これから「ぼっちマーケター」を目指す方に向けて「定番のマーケティングの分析」を解説します😉
AIDMAとは
AIDMAとは、Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の頭文字をとったマーケティング用語です。消費者が商品やサービスを認知し、購入するまでのプロセスを5つの段階に分けて説明しています。
- Attention(注意):消費者が商品やサービスを認知する段階です。広告や宣伝、口コミなどを通じて、消費者の注意を引きます。
- Interest(関心):消費者が商品やサービスに興味を持つ段階です。商品やサービスの特徴やメリットを訴求することで、消費者の関心を高める。
- Desire(欲求):消費者が商品やサービスを欲しがる段階です。商品やサービスの価値を理解し、購入したいと感じてもらう。
- Memory(記憶):消費者が商品やサービスを覚えておく段階です。商品やサービスのロゴやキャッチコピーなどを覚えてもらうことで、購入時の選択肢に残ってもらうことができます。
- Action(行動):消費者が商品やサービスを購入する段階です。商品やサービスの購入を促すような施策を行うことが重要です。
AIDMAは、マーケティング活動を効果的に行うためのフレームワークとして広く用いられています。消費者の行動を理解し、適切なマーケティング施策を行うことで、売上や利益の向上につなげることができます。
AIDMAは、1920年代にアメリカで誕生した、マーケティングプロセスです。そして、現在では、様々なAIDMAの派生形のマーケティングプロセスが考えられています。その一つに、ファネル分析があります。
ファネル分析とは
ファネル分析は、マーケティングやセールスにおいて使用される重要な分析手法の一つです。ファネルとは、購買プロセスや顧客の行動を段階的に捉えたモデルです。ファネルとは、漏斗(じょうご)を意味しており、例えば、ろ紙を使って、雨水から飲み水を作る工程にも例える事が出来ます。
ファネル分析の3つのステップ
雨水を貯めて、ろ紙で濾して、飲み水を作るように、ファネル分析では、「ステップ(段階)」を考える事が重要です。
ファネル分析では、一般的に以下のような段階を考えます。
- トップオブファネル(TOFU): マーケティングの初期段階で、広範なオーディエンスにアプローチし、関心を引くための活動を行います。
- ミドルオブファネル(MOFU): 関心を持った人々が具体的な興味を持ち、さらに情報を得たり製品やサービスを評価する段階です。
- ボトムオブファネル(BOFU): 評価を経て、最終的に購買意思決定に至る段階です。
ファネル分析では、各段階での進行状況やコンバージョン率(各段階の人数の割合)などを評価し、マーケティング活動やセールス戦略の改善点を見つけ出すことが目的です。また、ファネル分析はデータ駆動型のアプローチを促進し、効果的な意思決定を支援する役割も果たします。
パーチェスファネル
前述のファネル分析の3つのステップは、パーチェスファネルとも呼ばれています。なお、パーチェスとは、英語で「購入・購買」を意味します。
パーチェスファネルとは、消費者が商品やサービスを認知し、興味を持ち、購入に至るまでの行動を、漏斗のように段階的に表したものです。
パーチェスファネルは、マーケティング活動の全体像を把握し、ターゲット層に効果的な施策を打つために役立ちます。
パーチェスファネルの4つのステップ
パーチェスファネルは、一般的に以下の4つのステップを考えます。
- 認知(Awareness):消費者が商品やサービスを初めて知る段階です。広告やSNSなどのマーケティング活動を通じて、商品やサービスを認知してもらうことが重要です。
- 興味(Interest):消費者が商品やサービスに興味を持ち、詳しく知りたいと思う段階です。商品やサービスの特徴やメリットをわかりやすく伝えることで、消費者の興味を引く必要があります。
- 検討(Consideration):消費者が商品やサービスの購入を検討し、比較検討する段階です。商品やサービスの価格や品質などを比較検討してもらうために、比較サイトや口コミサイトなどを活用することが効果的です。
- 購入(Decision):消費者が商品やサービスを購入する段階です。購入段階では、購入しやすい環境を整えたり、割引やキャンペーンなどの特典を提供したりすることで、消費者の購入を促進することができます。
パーチェスファネルの課題
パーチェスファネルは、行動分析のAIDMAがベースになっているため、漏斗のように、行動が収束していくイメージです。そのため、購買層は、ある程度、限定された層になりがちな側面があります。
また、一時的に新規のお客様を獲得する上では、大変便利なフレームワークですが、継続的な集客を考える上では、不十分です。
更に昨今ではSNSの登場により、「商品やサービスのレビュー」や、「商品やサービスのイメージ」をお客様が口コミサイトやSNSを使って情報発信をする事は、珍しくありません。そのため購買後のお客様の動向まで、マーケティングの領域に含める必要があります。
後半では、ユーザーが情報を発信する、マーケティングに着目した、AISASとインフルエンスファネルについて、解説致します❗️
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