
先日の日曜日に、初夏の八王子の低山地帯でカタツムリ散策をしました🐌今回は、八王子とあきる野市の境にある戸吹城跡周辺の自然散策を紹介します😊
戸吹城跡とは

戸吹城は、東京都八王子市にある戦国時代の山城で、滝山城の支城の一つと考えられています。なお、二条城とも呼ばれます。詳細は不明な点も多いですが、武田氏に備えて北条氏が築いた城と言い伝えられています。また、別名で根小屋城とも言われ、城兵が寝泊まりする小屋があったなど、さまざまな説があります。
ちなみに、滝山城とは八王子の高月町にある城で、武蔵守護代大石氏の居城でしたが、後に北条氏照が入城し、その居城となったと言われています。
周辺の自然環境
戸吹城跡は、秋川丘陵という自然公園内にあります。とても自然豊かな場所で、この日もさまざまな生き物や植物を観察することができました。

ヤブキリは、植物が茂った場所であればどこでも見かけると言っても過言ではないほど生息しているキリギリスの仲間です🦗

ホウロクタケは、夏から秋にかけて発生するキノコで朽ちたナラの木などに生えます。

東京都で絶滅危惧Ⅱ類に分類されるハグロトンボが沢山いました。
観察したカタツムリ

木の上では、ミスジマイマイ(三条蝸牛)が休んでいました🐌

とても美しい火炎彩のミスジマイマイもいました。ミスジマイマイは、漢字で三条蝸牛と書きますが、その和名の示す通り、一般的には、殻に3本の筋があるのが特徴です。しかし、必ずしも3本の筋があるとは限らず、火炎彩(横しま模様)が現れる個体もいます。

山道には、あちらこちらに朽ちた木々が散乱していました。そこで、朽ちた木をひっくり返してみると、オカチョウジガイがいました😊

海の貝にチョウジガイがいて、こちらは陸の貝なので、このオカチョウジ(陸丁子貝)という名がついています。同様に陸生で細長い殻をもつキセルガイと混同されることがありますが、オカチョウジガイは右巻きです😊
散策を終えて
秋川丘陵は、なだらかな山道で勾配も少ないので、登山初心者にはおすすめの丘陵地帯だと思います。ただ、あまり人が来ない場所なので、場所によっては、山道が荒れていることがあります。この日も、ある場所では自分と同じくらいの高さの草木をかき分けて進むこともありました😅
もし、普段あまり登山をしない方は、深追いはしない方が賢明です。
夏の秋川丘陵は、様々な生き物に出会える場所ですので、ぜひ今年の夏は秋川丘陵に遊びに来てはいかがでしょうか😊

きっと、大人も子供も大喜びの生き物散策が楽しめますよ😌
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