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大人になった今だからこそ楽しめるカタツムリの見つけ方 5講義

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5月に入って雨の降る日が多くなってきました。カタツムリは雨の日やジメジメした日に活動的になることが多いです。一方でカタツムリはとても隠れるのが上手で、雨が降っているだけでは、中々簡単には見つける事が出来ません😌そこで今回は、ブログ筆者が考えるカタツムリの見つけ方について解説します😊

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【第1講義👨‍🎓】カタツムリは雨が好き?

カタツムリは雨が好きなのか🤔

カタツムリは梅雨の時期に見かける事が多くなります。梅雨の時期は、雨により、カタツムリが好物とする植物が良く育ち、また外気温がカタツムリが活動する上で、丁度良い温度や湿度である事が、要因の一つと言えるでしょう。

また、カタツムリは石灰岩に含まれている炭酸カルシウムを好みます。

石灰岩はブロック塀の材料として使用されており、石灰岩に含まれる炭酸カルシウムは、二酸化炭素と反応して溶ける性質があります。

雨水は、弱い酸性で二酸化炭素を含んでいるため、ブロック塀の炭酸カルシウムを少しずつ溶かしていきます。この溶けた炭酸カルシウムの成分を摂取するためにカタツムリは、雨が降ると、ブロック塀にやって来ると、ブログ筆者は考えています。

また、カタツムリは有肺類と呼ばれ、肺で呼吸をしています。もちろん、肺に水が入ると呼吸は出来ません。雨が降ると、地面に近い場所は、水溜まりが出来るため、水に溺れないように、カタツムリは、雨の日は上の方へ登っていく傾向があります。

雨が降る日は、カタツムリは活発になり、ブロック屏や草木の上を這っている姿は、一見、喜んでいるようにも見えますが、実は雨を避けているという意見が一般的です😊

【第2講義🧑‍🎓】カタツムリは夜行性

カタツムリは夜型です🌝

多くのカタツムリは夜行性です。夜間は湿度が高く、気温が比較的低いため、その時間帯に活動することが一般的です。そして、日が昇ると、太陽光が届かない物陰や枯れ葉の下、草木の根元などに隠れます。

なお自宅でカタツムリを飼う場合でも、基本的には何かに隠れるようにカタツムリは生活しています😄我が家のカタツムリ達の場合は、卵の殻の中に隠れている事が多いです。

そして、自宅で飼っている場合も、基本的に夜に活発に活動しています🐌

梅雨の夜は、カタツムリと出会う絶好のチャンスです🐌

【第3講義🧑‍🎓】石灰岩の産出地に多く生息する

カタツムリは石灰岩の多い地域に生息する傾向があります😃

カタツムリは、石灰岩の産出地に多く生息する事が知られています。カタツムリは殻を背負っており、殻の生成には多くのカルシウムを必要とします。なお、日本の石灰岩の産出地は、石灰石鉱業協会の資料には以下のように記載されています。

生産量を県別に見ると、大分県が最も多く全国生産量の19%を占めており2位以下は山口県(11%)、高知県(11%)、福岡県(10%)と続きます(資源エネルギー庁鉱業課資料による)。鉱山の分布は生産量の多い西日本だけでなく、北海道、東北、関東から沖縄までの各地に広く分布しています。

石灰石鉱業協会ホームページより引用

ちなみにブログの筆者は、東京都八王子市に住んでいます。なお八王子は多摩エリアの一部です。多摩エリアは、昔から石灰岩の産出地として知られ、江戸時代には江戸城の漆喰には、多摩エリアの青梅の石灰岩が使用されました。このような、その地域の地質を調べる事は、カタツムリを見つける大きな手がかりとなります。

また、石灰岩は地表水、地下水などによって侵食されると、鍾乳洞になります。そのため、石灰岩の産出地は、鍾乳洞が出来やすい地層であるとも言えると思います😊

石灰岩の産出地は鍾乳洞がある事が多いです😊

もし「石灰岩って、どんな石なのか🤔」と考えてしまう方は、「鍾乳洞」が近くにあるのか?という視点から、その地域の地層を調べれば、カタツムリがいそうな場所を絞り込む事が出来ると思います👍

【第4講義👨‍🎓】カタツムリの好きな食べ物

小枝をかじる、こつむ🐌

カタツムリは、自然の環境下では、藻類や枯れ葉、木の枝を好んで食べます。また植物では、アオキや笹の葉が好物のようです。また花では、百合の花が咲く場所でカタツムリを見かける事が多いです。自分の住んでいる地域は、ヤマユリが咲いていて、そのような場所では、しばしばウスカワマイマイを見かける事があります。なお、筆者の自宅の庭には、サマーポインセチアも自生していまして、サマーポインセチアが咲く頃に、カタツムリが自然とやってきます🐌もしかしたら、カタツムリはサマーポインセチアが好きなのかもしれませんね😃

【第5講義🧑‍🎓】カタツムリと温度の関係

カタツムリと温度の関係をご紹介しています😃

カタツムリは、気温が15℃以上になると活動を始め、気温が25℃前後で最も活発になります。そして、気温が10℃以下になると活動が鈍くなり、5℃以下になると冬眠に入ります。また、30度以上になる夏場は、乾燥から自身を守るため、日光が届かない場所に移動して、夏眠状態になります。

ちなみに、夏の地中の温度は、外の気温より低くなります

環境省「地中熱とは?」より引用

そのため、カタツムリは夏場は、土の中で夏眠をしている事が多いようです。

自分の自宅では、庭の雑草を夏場に抜いていると、カタツムリが芋のように、雑草の根っこについている事があります。夏場の夏眠の邪魔をしてはかわいそうなので、雑草の根っこに付いていたカタツムリは、自宅の中に一旦避難させています。そして、秋になって雨が多くなる頃に、また庭にカタツムリを放しています😊

講義のまとめ

カタツムリを見つけるポイントをまとめると、次のようになります😃

  • カタツムリは雨の日は、雨水を避けて高い所に登る傾向がある。
  • カタツムリは夜に活発に行動し、昼間は物陰に隠れている。
  • カタツムリが生息する地域では、石灰岩が産出したり鍾乳洞がある。
  • 地域にアオキや竹、ヤマユリなどが自生してる林や低山がある。
  • 外気温が20度〜25度前後で、湿度が高い日にカタツムリは活発になる。

やはり、カタツムリを見つける上で、一番の難しいポイントは「夜行性」という点なのではないかと思います。そして、雨の降っている夜に山林に出かけるのは、とても危険です。そこで、ブログ筆者のおススメは、早朝の雨が降る山林です😊

ぜひ、休日の朝、雨が降っていたらカタツムリ探しに出かけてみて下さい。なお、山林に入る場合は、出来るだけ単独行動では無く、誰かを誘ってみましょう😄

あと、足元には十分注意して、なるべく平で、斜面の少ない場所をゆっくりと進みましょう😊

きっと、可愛らしいカタツムリを見つける事が出来ますよ😃

今年、奥多摩や秋川渓谷などで見つけたカタツムリ達です🐌
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