
6月になり、じめじめとした梅雨に入ると、気温と湿度が高まるにつれて、カタツムリの飼育ケースにコバエが侵入してくることが多くなります🙁🪰今回は、そんなコバエ対策について、効果的な方法をいくつかご紹介します。大切なカタツムリのためにも、適切な対策で快適な飼育環境を保ちましょう💪🐌
①自作トラップ:麺つゆ+洗剤

手軽に試せるコバエ対策として、麺つゆと洗剤を使った自作トラップがあります。これは、余った麺つゆと、そのペットボトルを再利用するものです😊
仕組み
麺つゆの香りでコバエを引き寄せ、洗剤の界面活性剤効果でコバエが麺つゆに入り込むと逃げられなくなり、退治できます。
メリット
- 低コスト: 余った麺つゆを有効活用できるため、費用を抑えられます。
- 手軽さ: 家庭にあるもので簡単に作れます。
デメリット
- 効果持続期間: 約1週間と短めなので、定期的な交換が必要です。
- 見た目: 飼育ケースの近くに置く場合、見た目が気になるかもしれません。
カタツムリ飼育者への注意点
- トラップを設置する際は、カタツムリが誤って口にしないように、手が届かない場所に置くようにしてください。
- 麺つゆがこぼれて飼育ケースに入らないよう、安定した場所に設置しましょう。
- ペットボトルは、ハサミで簡単に切断が出来ますが、くれぐれもケガのないようにご注意ください。
②市販のコバエ誘引捕獲器:アース製薬「コバエがホイホイ」

市販のコバエ対策グッズも強力な味方です。特に「コバエがホイホイ」は誘引力に優れています。
仕組み
コバエが好む香りで誘い込み、止まり木効果で止まらせ、誘導路を通ってゼリーの中へ誘い込み退治します。
メリット
- 高い誘引力: コバエを効率よく引き寄せます。
- 効果持続期間: 約1ヵ月と長持ちします。
- 安全性: 直接薬剤を散布するタイプではないため、比較的安心して使用できます。
デメリット
- 1つ約500円と、自作トラップに比べると費用がかかります。
- 約1ヵ月持ちますが、よくわが家では「いつ、買ったやつだっけ?」という状態になり、中身が固まっているのに、放置されている事があります(-_-;)
カタツムリ飼育者への注意点
- 製品は容器に入っているため、直接カタツムリに影響を与える可能性は低いですが、念のため飼育ケースから少し離れた場所に設置することをおすすめします。
- 万が一、製品のゼリーが飼育ケース内にこぼれないよう注意してください。
- もし、外観を気にするのであれば、小さい陶器などに乗せると、素敵なインテリアに早替わり✨
③電撃殺虫器:コバエ取り

薬剤を使わずにコバエを駆除したい場合に有効なのが電撃殺虫器です。
仕組み
光でコバエを引き寄せ、高電圧の電撃で瞬時に退治します。
メリット
- 薬剤不使用: 殺虫剤を使わないため、カタツムリへの影響を心配せずに使用できます。
- 経済的: 消費電力が最大6Wと低く、電気代は1日わずか約3円と非常に経済的です。
- 繰り返し使用可能: 消耗品ではないため、一度購入すれば長く使えます。
デメリット
- 初期費用:我が家で使用しているものは、 通販で買ったもので約2,500円でした。他の方法に比べて初期費用がかかります💸
- 設置場所: コンセントが必要なため、設置場所に制限があります。
カタツムリ飼育者への注意点
- 電撃殺虫器は、光に誘われてコバエが集まるため、飼育ケースから少し離れた、コバエの侵入経路になりやすい場所に設置すると効果的です。
- 機器が倒れてカタツムリの飼育ケースに当たらないよう、安定した場所に設置しましょう。
- 電撃殺虫器は火災の原因になる事があります🔥部屋に人がいない場合や、家を留守にする場合は、必ず電源を切りましょう。
④殺虫スプレー:キンチョール「コバエムエンダ」

即効性があり、発生予防効果も期待できるのが殺虫スプレーです。カタツムリに影響がないように細心の注意が必要ですが、小バエが侵入する網戸などに吹き付けておくと効果てきめんです😄
仕組み
コバエに直接噴射することで速効駆除し、さらに発生源にプッシュすることで約4週間の発生予防効果があります。
メリット
- 速効性: 目の前のコバエをすぐに駆除できます。
- 発生予防: 発生源への対策もできるため、コバエの数を減らす効果が期待できます。
デメリット
- 薬剤の使用: 殺虫成分が含まれているため、使用には注意が必要です
- 使用上の注意が多い: カタツムリへの影響も考慮し、慎重な使用が求められます。
カタツムリ飼育者への注意点
この製品は殺虫剤であり、カタツムリや水生生物や虫や人体(赤ちゃん)にも影響を与える可能性があります!使用に際しては、製品の「使用上の注意」を必ず熟読し、以下の点を厳守してください。
- カタツムリの飼育ケースには絶対に直接スプレーしないでください。
- 噴霧粒子がカタツムリや飼育ケースにかからないよう、カタツムリを別の場所に移動させるなど、万全の対策を講じた上で使用を検討してください。
- スプレー後は、必ず換気を十分に行い、薬剤が室内にこもらないようにしてください。
- 万が一、カタツムリに異変が見られた場合は、直ちに使用を中止し、飼育環境の改善を優先してください。
⑤物理的な侵入対策:ネットの活用

コバエの物理的な侵入を防ぐ対策として、ネットを使う方法も非常に有効です。
仕組み
飼育ケースの通気性を確保しつつ、コバエの侵入をシャットアウトします。
メリット
- 安全性が高い: 薬剤を一切使用しないため、カタツムリへの影響を心配する必要がありません。
- 手軽に導入可能: 目の細かいネットやガーゼなどを利用すれば、簡単に設置できます。
デメリット
- 通気性とのバランス: ネットの目を細かくしすぎると通気性が悪くなる場合があるため、適切な目の粗さを選ぶ必要があります。
- 見た目: 飼育ケースのデザインによっては、見た目が気になるかもしれません。
カタツムリ飼育者への注意点
- ネットは、カタツムリが脱走できないよう、しっかりと被せてください。
- ネットを被せることで、飼育ケース内の湿度や温度が極端に変化しないか、注意深く観察しましょう。必要に応じて換気を調整してください。
- 1枚のネットで、小蝿が侵入する場合は、2枚重ねて使用するのも効果的です✨
⑥フタつきのタッパーとこまめな換気

仕組み
卵の飼育には、蓋がしっかりと閉まるタッパーを使用し、コバエの侵入を徹底的に防ぎます。ただし、密閉しすぎると酸欠やカビの原因となるため、1日2回の換気を欠かさず行いましょう。
メリット
- コバエの侵入を完全に防ぐ: 蓋が閉まるため、コバエが卵に近づくのを防ぎます。
- 衛生管理: 卵の周りの環境を清潔に保ちやすくなります。
デメリット
- 手間がかかる: 1日2回の換気が必要になります。
- 温度・湿度管理: 密閉するため、タッパー内の温度や湿度が急激に変化しないよう注意が必要です。
カタツムリ飼育者への注意点
- 換気の際は、コバエが侵入しないよう、素早く蓋を開閉してください。
- 卵は非常にデリケートなので、換気の際に衝撃を与えないよう、丁寧に取り扱いましょう。
- タッパー内が乾燥しすぎないよう、適度な湿り気を保ってください。
どの対策を選ぶべきか?

これらの対策の中から、ご自身の飼育環境やコバエの発生状況、そして何よりもカタツムリの安全を最優先に考えて最適な方法を選びましょう。
- コストを抑えたい、手軽に試したい方は、まず「麺つゆトラップ」や「ネット(網)の活用」から始めてみるのが良いでしょう。
- より効果的にコバエを誘引・捕獲したい方は、「コバエがホイホイ」がおすすめです。
- 薬剤を使いたくない方は、「電撃殺虫器」や「ネットの活用」が安心です。
- 即効性を求める方、コバエの発生源から対策したい方は、「コバエがいなくなるスプレー」も選択肢に入りますが、カタツムリへの影響を考慮し、最も慎重な使用が求められます。
- カタツムリの卵のコバエ対策は、「フタ付きのタッパーとこまめな換気」が効果的です。
複数の方法を組み合わせて対策することも効果的です。例えば、日中などの家に人がいる場合は電撃殺虫器を使用し、夜間や外出時は麺つゆトラップを設置する、飼育ケースにはネットを被せつつ、卵はタッパーで管理するといった工夫も考えられます。
梅雨の時期は、カタツムリもコバエも活発になるシーズンです(-_-;)
ご自身の飼育状況に合わせて、ぜひベストなコバエ対策を見つけてみてくださいね😄

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