最近、お互いの主張の張り合いで、中々物事が上手く進まない事が増えた気がします⚔️そこで、カタツムリの生態の参考に、お互いが上手に歩み寄る「歩みケーションのススメ」をご紹介します😊
意見の対立を目にする事が増えた
昨今は、SNSなどコミュニケーションのツールが増えた事で、様々な立場の人達が、それぞれの考え方を主張する事が増えて来ました。
それぞれの立場の方が、自分の意見や考え方、ライフスタイルを主張する事は、とても素晴らしい事だと思います。
ただ、SNSの投稿などを見ていると、それぞれの方が自分の主張のみを相手に押し付けている事が、しばしばあるように思います。
そして、この「主張の押し付け」は、個人間にとどまらず、法人と個人、動物と人間との関係においても、少なからず「対立している」事があるようです。
意見の対立例
例えば、最近では以下のような対立があるのではないでしょうか🤔
- コンビニでお酒を買う時に、年齢確認を求められて「見れば分かるだろ?」と不機嫌になる高齢者🧓
- バイトを休む連絡をLINEで店長にメッセージを送ったら「了解しました。」とだけ返信があり、「嫌われたかも🥺」と心配になる高校生👧
- 飼育ケースの清掃を理由に、冬眠中に起こされてしまう、我が家のカタツムリ達🐌
このように「会社の決まりvs個人のプライド」、「メール世代の店長vs LINE世代の若者」などの世代の違いや、人間の考え方のみが生き物に対して押し付けている場合があるように思われます。
そして、このような対立が強くなり過ぎると、関係が悪化したり、その環境に生息する生物に悪影響を及ぼす事もあります。
例えば、本ブログでもご紹介した、小笠原諸島の陸産貝類の危機的な状況は、その一例と言えるのではないでしょうか。
カタツムリの歩みの”3つの特徴”
そして、このような対立を解消する方法として、「カタツムリの歩みの”3つの特徴”」がとても、参考になるのです🐌
①後方から前へ
カタツムリは、滑りのある体液を出して、腹足というお腹の部分を後ろから、前へ波打つ事で前に進みます。これは、進行波と呼ばれて、たとえ、ガムテープのような、ベトベトした場所でも、難なく歩いてしまいます。それは、どんな場所でも、即対応し、歩行できるので、歩行ロボット技術として研究されています。
②柔軟である
カタツムリの腹足は、骨のない筋肉でできており、形を自由に変える事が出来ていて、とても柔軟です。例えば、鋭いナイフの上や、トゲトゲした剣山の上でも、歩ける程です。
③包み込む
さらに、カタツムリは腹足の形を自在に変えて、とても細い糸の上でも、その糸の上を包み込みむようにしながら歩く事が出来ます🐌
カタツムリの高い環境適応能力
カタツムリの先祖は、今から約5億年前に誕生しました。最初は浅瀬の海に住んでいましたが、肺での呼吸が可能になり、その後、陸に進出しました。カタツムリは、様々な環境に対応して、柔軟に変化してきた生物なのです。
そして、この「カタツムリの柔軟さ」は、我々のコミュニケーションにとって、とても参考にする事が出来るのです。
そこで、本ブログ筆者は、このカタツムリの歩みのようなコミュニケーションを「歩みケーション」と名づけたいと思います😊
歩みケーションの”3つのポイント”
「歩みケーション」とは、自分の意見や主張を相手に合わせてお互いが歩み寄ることです。お互いが歩み寄ることで、相手との関係を良好に保ったり、納得してもらったりすることができます。「歩みケーションのコツ」を先程の「カタツムリの歩み」を参考に“3つのポイント”をまとめました。
①後方から前へ
自分の主張ばかりを、前からグイグイ進めるのは、かえって逆効果になる事があります。
相手の意見に対して、一理あると認める言葉を使い、一歩引いて、話を進めるのは、とても大事な事です。たとえば、話をする際も、「たしかに」「なるほど」「もちろん」「それな」などの同意しているフレーズを使うのも効果的です。そして、相手に理解を示すことで、反発を和らげる効果があります。
②柔軟である
柔軟は、とても応用が効く対応方法です。そして、この柔軟さを十分に発揮するためには、ある程度、事前に歩みよる範囲を決めておく必要があります。
カタツムリは柔軟ではありますが、「絶対にナイフで切れない」という訳ではありません。柔軟に対応出来る範囲を自らが知っているだけなのです。そのため、カタツムリは、柔軟性を発揮できる範囲を超えると、自分の殻の中に閉じこもってしまいます。
歩み寄る事ができる範囲やラインを事前に決めておく事は、自分の目的や利益を守るために必要な事です。相手に歩み寄りすぎると、自分の立場が弱くなったり、不利な状況になったりする恐れがあります。
③包み込む
そして「歩みケーション」の中で、とても重要なのが、相手を包みこむような包容力です。
相手に歩みよってもらうためには、先ず自分から歩み寄る姿勢を見せる事が重要です。これは、相手にも自分と同じように妥協してもらうためのテクニックでもあります。
たとえば、商談で値引きを求められたときに、最初から最低限の価格を提示するのではなく、「勉強させてもらいます」と伝え、高めの価格から徐々に相手を受け入れ、価格を下げていくことで、相手にお得感を与えることができます。
まとめ
「歩みケーション」は、相手との対立を避けるだけでなく、相手との信頼関係を築くことにもつながります。しかし、歩み寄ることが常に正しいというわけではありません。自分の意見や主張が正しいと思うときは、堂々と主張することも大切です。
歩み寄るかどうかは、状況や相手によって判断する必要があります。
その状況は、まるで、尖ったナイフの上や、細いロープの上を渡るような場合もあるかもしれません🤔
是非、カタツムリの柔軟性を参考に、歩み寄りのコツを覚えて、上手に「お互いが歩み寄る、歩みケーション」を身につけてくださいね😊
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