
百尺
私は、先日「How to Be Sluggish/By D. W. Burton」という、カタツムリからナメクジになる方法が書かれた論文を知りました😌この論文を読んでみると、とても詳しく「カタツムリがナメクジになった理由」が記されていました。そこで、今回はAI 翻訳の力を借りて、論文を翻訳して一部抜粋し「ナメクジの進化に影響を与えた淘汰圧の要因」をご紹介します🧐
ナメクジの進化に影響を与えた淘汰圧の要因

ナメクジの進化において、殻の縮小・消失が好まれた淘汰圧について、主な要因は以下の内容です😊
湿度の高い生息環境では殻の必要性が低下
- ナメクジは湿気の多い微小生息域に多く見られる。
- こうした環境では年間を通じて湿度が高く保たれ、乾燥を防ぐための貝殻の役割が低下。
- その結果、殻を維持する必要がなくなり、小型化・消失へと向かう。
カルシウム不足の環境への適応
- 殻の形成には大量のカルシウムが必要。
- カルシウムの少ない地域では、殻を持つカタツムリは生存しにくいため、殻の小型化が進む。
- 殻を持たないナメクジは、カルシウムを必要とせず、低カルシウム環境でも生息可能。
エネルギー効率の向上
- 殻の形成・維持には多くのエネルギーが必要。
- 殻を持たないナメクジは、このエネルギーを別の生存戦略(移動、粘液分泌、防御機構など)に回せる。
移動の自由度の向上
- 殻が大きいと、カタツムリは狭い隙間に入り込めず、乾燥や捕食を避けるのが難しくなる。
- ナメクジは柔軟な体で土中や隙間に潜り込むことが可能になり、身を守りやすくなる。
- 一部のナメクジは朽ち木の内部に潜り込むことで、安全な環境と食料を確保している。
捕食への対策としての新たな防御手段
- 殻を失ったことで、ナメクジは捕食されるリスクが増加。
- しかし、多くのナメクジは以下の防御手段を発達させている。
(1) 警戒色と擬態
- アリオン科のナメクジは鮮やかな色を持ち、捕食者に不快感を与える。
- アトラコフォルス科は隠蔽色彩を発達させ、葉脈や落ち葉の色と類似した模様を持つ。
- 例えば、Athoracophorus bitentaculatusは黄緑色からチョコレート色まで変化し、落ち葉に擬態。
- Triboniophorus graeffei(オーストラリアの種)は、落ち葉と同じ鮮やかな赤色をしている。
(2) 粘液による防御
- 攻撃を受けると、大量の不快なスライムを分泌し、捕食者を撃退。
- イボやコブ、乳頭状の突起も防御に寄与。
まとめ
ナメクジが殻を縮小・消失させた淘汰圧の主な要因は以下の通りです。
- 湿気の多い環境では殻が不要になった。
- カルシウム不足の地域でも生息可能になった。
- 殻を維持するエネルギーが不要になり、他の機能にエネルギーを回せる。
- 柔軟な体により隙間や土中に潜り込みやすくなり、生存率が向上。
- 警戒色・擬態・粘液分泌といった防御手段が進化し、殻を失っても捕食を回避できるようになった。
つまり、生息環境・エネルギー効率・捕食リスクのバランスが取れた条件のもとで、ナメクジはカタツムリから進化したと考えられます。
私が思うに、論文「How to Be Sluggish/By D. W. Burton」は、網羅的にナメクジの進化論が述べられています。陸生の貝類の進化は、とても複雑で研究者のグループにより、考察が異なる事もあります。もし、原文に興味がある方は以下のリンクから原文をお読みください🧐
How to Be Sluggish/By D. W. Burton
Burton, D. W. (1982) How to be sluggish. Tuatara: Volume 25, Issue 2.
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