
新年、明けましておめでとうございます🎍本年もどうぞよろしくお願いします🐌今回は、冬のカタツムリの赤ちゃんと卵の暮らしぶりをご紹介します✨
冬に起きた、小さな驚き😳

今年のクリスマスからお正月にかけて、室内で飼育しているミスジマイマイが孵化しました🐌✨
室内では、温度や湿度をある程度一定に保っています。そのため、カタツムリの卵にとっては、孵化しやすい環境が整っていたのだと思われます。
しかし、ここでひとつ疑問が浮かびました。
自然界では、カタツムリは卵や赤ちゃんのまま冬を越すことができるのでしょうか🤔
今回は、ミスジマイマイの室内飼育での観察を手がかりに、カタツムリの卵や赤ちゃんの越冬について考察してみたいと思います😊
自然界では、いつ産卵し、いつ孵化するのか?
一般的に、ミスジマイマイの繁殖期は4月から10月とされています。特に春から初夏にかけて産卵が多く、1回に30〜40個、多い場合には100個以上の卵を産むこともあるようです。
つまり、繁殖期が10月まで続くという事は、産卵や孵化した場合でも、そのまま冬を迎える事になります。
10月の終わりになると気温は下がり始めます。その時期に産み付けられた卵は、いったいどうなるのでしょうか。自然の環境では、すぐに孵化するとは考えにくく、何らかの形で冬を越しているはずです。
【参考資料】Wikipedia ミスジマイマイー生態ー

室内での孵化の観察記録

我が家では、秋のシーズンは、2025年9月28日に室内でミスジマイマイが産卵しました。
そして、今回の冬のシーズンは、スーパーで購入した刻みネギのパックにキッチンペーパーを敷き、その中で卵を管理しています😊このパックは、比較的乾燥しにくいように感じられたためです。
その後、孵化が確認できたのは12月18日。産卵から孵化まで、約2か月半かかりました。
梅雨から夏に産卵した場合には、1か月半ほどで孵化することもありました。その経験と比べると、気温が下がるというのは、たとえ室内であっても発生のスピードを大きく遅らせることがわかります。
そしてこの日を境に、ミスジマイマイの孵化は、2026年1月まで続いています😊
カタツムリは卵や赤ちゃんのまま越冬するのか?

カタツムリを飼育している人であれば、カタツムリが冬を越す生き物であることをご存じだと思います。
成長したカタツムリは、冬になると殻の入り口にエピフラムと呼ばれる薄い膜を張り、体内の水分を保ちながら冬眠します。
では、卵や赤ちゃんはどうなのでしょうか。
学研の「なぜなに学習相談」には、カタツムリの卵や赤ちゃんも越冬することが紹介されています😊
【参考資料】学研:なぜなに学習相談 No.82 カタツムリは、冬はどうしてすごすの
ミスジマイマイは秋の終わり、10月頃まで繁殖期が続くため、遅い時期に産み付けられた卵が冬を迎える可能性は十分にあります。
孵化後の赤ちゃんカタツムリは、基本的には成貝とほぼ同じ体のつくりをしているため、乾燥する時期には小さな体ながらもエピフラムを張って冬眠します。
では、「卵はどのようにして冬を越すのでしょうか🤔」
また、我が家で孵化した卵は、約80日間、どのような状態で過ごしていたのでしょうか🥚
胚休眠と発生遅延という仕組み

生物には、孵化や誕生のタイミングを調整するための仕組みが備わっています。これらは大きく分けて、「胚休眠(ディアポーズ)」と「発生遅延(静止)」の2つに分類されます。
※以下は一般的な生物学的概念であり、ミスジマイマイの卵がどちらに当てはまるかは、現時点では断定できません。
胚休眠(Diapause)
「あらかじめプログラムされた、能動的な休止」
胚休眠とは、胚が一定の発生段階に達すると、環境の良し悪しに関係なく、自発的に成長を停止する仕組みです。
- 季節の変化(日照時間の短縮など)を合図に「冬越しモード」に入る
- 一度休眠に入ると、少し暖かくなった程度では発生が再開されない
これは、「うっかり暖かい日に生まれてしまい、その後の寒波で全滅する」といったリスクを避けるための、高度な生存戦略と考えられています。
発生遅延/静止(Quiescence)
「環境によって引き起こされる、受動的な停滞」
こちらは、胚の発生そのものは止まっておらず、気温などの影響で代謝スピードが極端に遅くなっている状態です。
- 寒さによって細胞分裂が進まない
- 温度が上がれば、比較的すぐに発生が再開する
厳しい環境下でエネルギーを節約し、条件が整うまで「耐える」ための反応だと考えられています。
冬の孵化が教えてくれたこと
今回の観察と調査から、自然界ではミスジマイマイが秋の終わりに産卵し、その卵が土中で越冬して翌春に孵化する可能性があること、また孵化した赤ちゃんの状態で冬を越す場合もあることが考えられました。
一方、室内飼育では温度と湿度が保たれるため、冬であっても孵化が起こります。
冬に孵化したミスジマイマイは、例外的な存在というよりも、カタツムリという生き物がもともと備えている、柔軟で静かな生存戦略を、私たちに分かりやすく示してくれた存在なのかもしれません。
成貝や赤ちゃんはエピフラムによって乾燥から身を守り、卵は発生を休止、あるいは遅延させる。
そうしてカタツムリは、冬という厳しい環境を乗り越えています。
小さく、ゆっくりとした生き物ですが、その内側には、環境に適応するための「生きる仕組み」が確かに息づいているのです。
今回の観察は、そんなことを静かに教えてくれました😌


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