
私は、ちょうど1年前の梅雨の時期に、自宅近くで3匹のニッポンマイマイを捕獲しました。なお、そのニッポンマイマイの飼育の様子は、本ブログでもたびたびご紹介しています。そして、ニッポンマイマイの飼育を始めて、約1年越しで無事に、ニッポンマイマイの赤ちゃんを自宅内で孵化しました🐌この記事では、その飼育から産卵、孵化までの様子をご紹介します😊
ニッポンマイマイってどんなカタツムリ🤔

ニッポンマイマイは、日本に生息する代表的なカタツムリです。殻は丸い帯で美しく、軟体部の頭がよく伸びて観察していてとても魅力的な種類です。
ただ、非常にデリケートな性質を持っていて、湿度や衛生環境の変化にも敏感です。
私自身も、最初は「思ったよりも難しいな」と感じることが多くありました。
実際、3匹捕獲したうちの1匹は、卵を産むとほどなく亡くなってしまいました😢
捕獲から孵化まで:1年間の飼育記録

まずは、今回の孵化に至るまでの流れをご紹介します。
- 2024年 梅雨:ニッポンマイマイを3匹捕獲(成貝1匹:茶色、幼貝2匹:黒色)🐌🐌🐌
- 2024年9月:茶色の成貝が卵を9個産卵 → しかし孵化せず。ほどなくして成貝は死亡😭
- 2024年秋〜冬:幼貝2匹が無事に越冬☃️
- 2025年4月初め:成長した黒いニッポンマイマイ同士が繁殖活動を開始🥰
- 2025年4月下旬:ニッポンマイマイの産卵が始まる(約20〜30個程度を産卵)🥚
- 2025年5月21日:産卵から約1ヶ月後、最初に産んだ卵の中が濃い茶色に変わり、経過が順調と判断😊
- 2025年5月27日:無事にニッポンマイマイの赤ちゃんが孵化🐌
このように、最初の産卵ではうまくいかず悲しい思いもしましたが、あきらめずに育ててきたことで、1年越しに自宅内でニッポンマイマイが孵化しました😌
なお、私が今回、ニッポンマイマイの孵化までに気をつけていた事は、以下の内容です。
繁殖について

カタツムリは、粘液によってパートナーを見つけます。そのため、当然ですが、2匹は同じ飼育ケースで育てました。
なお、私がニッポンマイマイを見つけた場所と同じ場所に生息していたヒダリマキマイマイやナミギセルなども同じ飼育ケースで育てて、なるべく自然の場所で生活していた時と同じような環境を目指しました。また、卵の殻やホタテ貝の殻、イカの甲羅などカルシウムを欠かさず与えていました😃
カタツムリの産卵

カタツムリは、自然の状態では、湿った土の中などに卵を産みます。これは、おそらく卵を乾燥から守るための本能的な卵の防衛活動となっているようです。
ちなみに、わが家では、カタツムリの飼育に土を使用していません。飼育ケースの底には、砂利や小石を敷いています。なお、カタツムリは小さな湿った木箱を用意すると、狭い場所に頭を突っ込んで、その場所に卵を産みます。
このように、カタツムリの産卵する場所を作ることで、早くカタツムリの卵に気が付くことができるのです🥚
なお、産卵場所を作らないと、私の経験ではカタツムリは、卵を産むことは少なくなります。また、仮に卵を産んでも、卵の上をカタツムリが這ってしまい、卵をつぶしてしまうことがあります😭
カタツムリの卵のお世話

わが家では、さまざまなカタツムリを飼育しています。今年の春は、ウスカワマイマイとニッポンマイマイが産卵しました😊
写真の小さい卵がウスカワマイマイで、大きい方がニッポンマイマイです🐌
カタツムリの卵は、専用のタッパーにキッチンペーパーを敷いて、卵のお世話をします。卵は乾燥させず、やや湿った状態をキープします。なお、カタツムリの卵はカビが生えやすいため、カビが付かないように霧吹きなどで卵に付いたカビを取り除くこともあります。
また、カタツムリの卵の飼育ケースは、小バエなどの虫が入らないように網などを被せて、日が差さない涼しい場所で保管します🥚
カタツムリの孵化

卵が茶色になり、黒い部分が見えてきたら孵化が近いです😊
そして、自力が殻を割って、高い所に這い上がってきます🐌
待ちに待った、ニッポンマイマイの赤ちゃんの誕生です😆

ニッポンマイマイの孵化のまとめ

今回、1年かけてようやくニッポンマイマイの孵化に立ち会えたことは、私にとって本当に大きな出来事でした😊
カタツムリを自宅内で産卵させ、孵化させるのは、カタツムリの種類によっては簡単ではありません😌しかし、あきらめず、環境を見直しながら育てていくことで、かわいいカタツムリの赤ちゃんの姿を見ることができるのです。
皆さんも、ぜひカタツムリの赤ちゃんの孵化にチャレンジしてください。ちなみに、カタツムリは自宅での孵化に成功すると爆発的に増えていくので、自分でお世話できる程度に留めておくのも重要ですよ😊

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