【激震】あなたを次のレベルに押し上げる!「それは折り紙のカタツムリ」なのかをリンネ式分類で考察する🤔

生態
百尺
百尺

私は、折り紙でカタツムリを制作しています。今回は、最近作成したポリ素材のデザインシートを使って作成したカタツムリを自然物の分類体系にあてはめて考察した内容をご紹介いたします。

リンネ式階層分類体系とは

生物学のリンネ式階層分類体系とは

リンネ式階層分類体系は、18世紀の学者カール・フォン・リンネが提唱した、生物を共通の形態特徴に基づいて「界・門・綱・目・科・属・種」といった階層的なカテゴリーに分類する体系です。

生物の命名に二名法を用い、現代の生物学における系統分類の基礎となった世界的な標準システムです。

二名法とは、属名と種小名の二単語で構成されます。

※ホモ・サピエンス(属名(Homo)+種小名(sapiens

人間の分類

人間とは

例えば、私たち「人間(ホモ・サピエンス)」をこの分類体系に当てはめると次のようになります。

階層名称説明
界 (Kingdom)動物界自分で動くことができ、他の生物を食べてエネルギーを得るグループ。
門 (Phylum)脊索動物門背骨(脊椎)の元となる構造を持つグループ。魚や鳥もここに含まれます。
綱 (Class)哺乳綱赤ちゃんを母乳で育て、体毛があるグループ。クジラやネズミも仲間です。
目 (Order)霊長目指が自由に動き、立体的に物を見る力に優れたグループ。サルや類人猿の仲間。
科 (Family)ヒト科直立二足歩行に適応した骨格を持つグループ。チンパンジーやゴリラもここです。
属 (Genus)ヒト属高度な道具を使い、脳が大きく発達したグループ(ホモ属)。
種 (Species)ホモ・サピエンス現代の人間そのもの。唯一生き残っているヒト属の種です。

ちなみに、私達、人間はしばしば「脊椎動物」と呼ばれる事があります。この「脊椎動物」は、脊索動物門の中のひとつのグループである「亜門」の階層です。

カタツムリの分類

きゅうりの輪切りを食べるミスジマイマイ🐌🥒

カタツムリのミスジマイマイ場合は、この分類体系に当てはめると次のようになります。

階層名称解説
界 (Kingdom)動物界自分で動き、有機物を摂取する多細胞生物のグループ。
門 (Phylum)軟体動物門体が柔らかく、外套膜(がいとうまく)を持つグループ。貝類やイカ、タコもここです。
綱 (Class)腹足綱お腹の部分が足(腹足)になっていて、這って進むグループ。巻貝の仲間。
目 (Order)有肺目エラではなく「肺」のような器官(外套腔)で呼吸するグループ。陸上生活に適応。
科 (Family)ナンバンマイマイ科日本を含む東アジアに多く分布する、中大型のカタツムリの一群。
属 (Genus)マイマイ属殻に色帯(スジ)を持つものが多く、日本で最も馴染み深いグループ。
種 (Species)ミスジマイマイ学名:Euhadra peliomphala。関東地方を中心に広く生息する種。

腹足綱と腹足類

タコはカタツムリと同じ軟体動物です🐙

なお、カタツムリは、お腹に足があるので、腹足綱と呼ばれます。また、タコやイカは、頭足綱と呼ばれます。なお、別の言い方で、「腹足類、頭足類」という呼び名も良く聞きます。この「類」は、仮のグループ名のようなものです。

分類体系では、生物学の世界は、新しい発見があるたびに「階層」が書き換わる事があります。 例えば、「今まで『綱』だと思っていたけど、実は『亜綱』だった」ということが頻繁に起こります。そのため、仮の呼び名で「類」を使っているのです。

折り紙の歴史

折り紙には歴史があります😊

今回のテーマは、生き物の折り紙です。日本は、古くから生き物を折り紙として親しんできた歴史があります。

日本では、7世紀に大陸から紙の作り方が伝わり、やがて日本人の工夫で薄くて丈夫な和紙が生まれました。その後、写経や神事の供物などを包む用途にも広がったので、包む際につく折り目を美しく見せる儀礼折が考案されました。

その後、儀礼などで紙を折る事が生活の習慣となり、紙を折る事が楽しまれ、現在の折り紙になりました。

このように、折り紙は、生き物ではありませんが、その進化の過程は、「まるで生き物の進化」のような側面もあるのです。

「折り紙の生き物」を分類体系で考える🤔

折り紙の代表「折り鶴」

折り紙の代表「折り鶴」です。

「折り鶴」は、鳥の鶴を模した折り紙です。

そして、鶴の代表は「タンチョウ」です。

タンチョウ(丹頂、Grus japonensis)は、鳥綱ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類です。日本で鶴と総称される鳥類のうちでは大型で、代表的な種とされ、タンチョウヅルとも呼ばれます。

そして、私は「折り鶴」をタンチョウの分類に当てはめて考えました🤔

階層名称(日本語 / 学名)解説
折り紙動物界 (Origami-Animalia)紙(またはシート状素材)から成る生命体。
折り紙脊椎動物門 (Plicata-Chordata)折り目(脊椎)によって構造を維持する仲間。
亜門儀礼折亜門 (Ritual-Plicata)供物や礼法から分化した、格式高いグループ。
折り鳥綱 (Aves-Origamia)翼を広げ、飛翔の姿を模した仲間。
オリツル目 (Gruiformes-Plicata)長い首と脚(または尾)の折り構造を持つグループ。
伝承科 (Traditionidae)折り図が古くから伝承され、姿が変わらないグループ。
オリヅル属 (Grus-Origami)最も代表的な折り紙生物の属。
オリヅル(折り鶴) (G. tradiciana)平和や祈りの象徴として、世界中で愛される種。

基本的に、元のタンチョウの分類の名称に「折り(オリ)」を付けて考えました😌

オリマイマイとは

オリマイマイとは、折ったカタツムリです🐌

このカタツムリは、折り紙とポリ素材のデザインシートを使ったカタツムリの折り紙の作品です。
なお、殻を指で押すと「首と尻尾をフリフリ」しながら前進する、いわば指押腹足綱です。

指で殻を押すと尻尾と頭を動かして前進します

今回、私は3種類のカタツムリを作成しました。

・サクラマイマイ(桜模様のポリ素材のデザインシートで作成)

・オーロラマイマイマイマイ(オーロラ色のポリ素材のデザインシートで作成)

・チリメンマイマイ(チリメン模様の折り紙で作成)

これを、先ほどの分類に当てはめると、次のようになります。

階層名称分類の趣旨
折り紙動物界「紙/シート」を基本単位とする。
折り紙軟体動物門骨格を持たない軟体動物の外見と、折り構造の特徴を持つ。
指押腹足綱生物学では「移動手段」は綱レベルの大きな差異になります。
有駆動目動くか動かないか(動的か静的か)は、生活史における大きな分水嶺です。
オリマイマイ科共通の「折り(折線)」持つグループ。
オリガミマイマイ属 / ポリマイマイ属素材による属の分離。
チリメンマイマイ / サクラマイマイ 等表面の模様(色彩・質感)を種小名にする。

オリマイマイの生物分類チャート

今回紹介した折り紙で作成したカタツムリ「オリマイマイ」の分類をチャートで表すと以下のようになります。

オリマイマイ科の分類チャート

名前の付いていない生き物たち

地球上では、人類と出会っていない生き物が80%以上を占めています🌏

現在、人類が名前(学名)をつけ、図鑑に登録できている生物は約175万〜200万種です。

既知の種が 約190万種で、昆虫が約100万種、軟体動物が約10万種、脊椎動物が約6.5万種などです。

しかし、これは氷山の一角にすぎません。

推定の全種数では、870万種(±130万種)の生物が生息していると科学者の間で考えられています。

つまり、地球上の生物の約80%は、まだ人類に出会っておらず、名前すら付いていないことになります。

名前を付けるとは

なぜ、名前を付けるのか🤔

折り紙のカタツムリ「オリマイマイ」を題材に、生き物の分類についてご紹介しました。

カタツムリの折り紙に、名前を付けるなんて、少し奇妙な気がしますか?

ちなみに、私は、最初に飼育したカタツムリのペットには「こつむ」という名前を付けました。

しかし、名前を付けたのは、最初のカタツムリだけで、それ以外は、生態的な特徴を調べて、その種の名前で自宅内では呼んでいます。

最初のカタツムリは、ウスカワマイマイだったのですが、正直はじめは、その種類は分かりませんでした。

ただ、「カタツムリ」とか「それ」のような気持ちでは呼ぶ事が出来なかったのですね😌

そのため、いろいろ考えて「小さなカタツムリ」で「こつむ」と名付けて飼育していました🐌

私は、人が様々な生き物を含めた様々な事物に名前を付けるのは「関係性の表明」ではないかと考えています。

今回の折り紙やポリ素材を折って作ったカタツムリは、そんな様々な思いが詰まった作品です。🐌

アートギャラリーの展示について

動物の惑星 Vol.6に出展します🐌

今回、紹介したサクラマイマイやオーロラマイマイは、アートギャラリーで展示をさせて頂く事になりました。

場所は、東京の西神田にあるアートギャラリー「GALLERY 2511」です。GALLERY 2511は、公募展を企画しており、以下の公募展に私のカタツムリの作品を展示する事になりました。

動物の惑星 Vol.6

2026.04.08(水)–04.13(月)

12:00-19:00、最終日16:00まで

入場無料、閉館30分前まで

なお、事前にリンクから登録をするとささやかなプレゼントがあります。

動物の惑星 Vol.6 - GALLERY 2511
2026.04.08(水)–04.13(月)、12:00-19:00、最終日は16:00まで、入場無料
。第6回目は全国から集まった約55名の作家様によるオリジナル作品やグッズをお楽しみ頂けます。売り上げの一部は動物愛護団体に寄付予定。

また、以下の日時では、私が在廊しワークショップを開催する予定です。

4月12日(日)12:30-14:30

内容:デザインシートで創る!桜模様・オーロラ色のカタツムリのバックチャーム制作

ぜひ、お近くの方は桜満開の春のアートギャラリーで、桜模様のカタツムリ「サクラマイマイ」を見に来てください🌸

コメント

This website stores cookies on your computer. These cookies are used to provide a more personalized experience and to track your whereabouts around our website in compliance with the European General Data Protection Regulation. If you decide to to opt-out of any future tracking, a cookie will be setup in your browser to remember this choice for one year.

Accept or Deny

タイトルとURLをコピーしました