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【保存版】シェイクスピア『お気に召すまま』とカタツムリの意外な関係(後半)

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今回のテーマでは、シェイクスピアの『お気に召すまま』とカタツムリの意外な関係について考察しています😎 後半では、占いに使われるタロットカードのカタツムリのモチーフについて解説します🐌

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タロットカード ウェイト版

占いに用いられるタロットカードのウェイト版は、アーサー・エドワード・ウェイトが「黄金の夜明け団」の解釈に基づいてデザインし、パメラ・コールマン・スミスに描かせたタロットの通称です。1909年にロンドンのライダー社から発売されたことから、ライダー版とも呼ばれています。このタロットカードは、様々な宗教や芸術、文学や神秘主義の秘儀(🧘)などがそれとなくモチーフとして使用されていると言われています。

今回はタロットカードのウェイト版のペンタクル9のカードに着目したいと思います。

アーサー・エドワード・ウェイトの解釈

タロットカード
タロットカード ウェイト版/小アルカナ/ペンタクル9

以下は、このタロットカードを作成したアーサー・エドワード・ウェイトの解釈です😊(The Pictorial Key to the Tarotより)

【原文】

A woman, with a bird upon her wrist, stands amidst a great abundance of grapevines in the garden of a manorial house. It is a wide domain, suggesting plenty in all things. Possibly it is her own possession and testifies to material well-being. Divinatory Meanings: Prudence, safety, success, accomplishment, certitude, discernment.

Reversed: Roguery, deception, voided project, bad faith.

【翻訳】

手首に鳥を乗せた女性が、邸宅の庭に生い茂るブドウの木に囲まれて立っている。この庭は広く、あらゆるものが豊かであることを示唆している。もしかしたら、それは彼女自身の所有物であり、物質的な幸福を証言しているのかもしれない。

占いの意味 :慎重さ、安全、成功、達成感、確信、識別力。

逆転位置:悪巧み、欺瞞、無効なプロジェクト、悪意。

イラストについて

一般的にウェイト版タロットカードは、イラストはパメラ・コールマン・スミスによるものと解釈されています。そしてカードのイメージの方向性は、アーサー・エドワード・ウェイトがパメラ・コールマン・スミス指示して作画を依頼しています🎨

ただ、現在出回っているものは、着色などはイラスト作成に携わった別のチームの方達の手も加わっていると考えられています。

ペンタクル9のイメージ

女性が果樹園のようなところで、ブドウ畑を背に立っています。また右の後ろには、お屋敷があり、その奥には森のような山のような自然が光景が見えます。

手前にブドウ畑と🍇と奥には森が描かれている

そして、女性の服に目を向けると、花のような、はたまた記号のようにも見える印が、たくさん記されています。それはまるで、男性を象徴するマークのようにも見えます。

彼女の着ている服に、花のような、男性のシンボルが描かれている

また、手にはハヤブサの乗せており、勇猛果敢な鳥を手懐けたかのようです。背格好は、やや大柄に見えます。さらに、彼女の足元には、可愛らしいカタツムリが描かれています。

一般的には、このカードは、物質的なある程度の「達成」を意味します。

タロットカードは概ね、決まったイメージがありますが、個人的にはその時に『自分が思うイメージ』が一番大事だと思います😊

なぜかいうと、何年も同じカードの見ているのに、ずっとカードのモチーフに気がつかない事が実はザラにあるのです🤗

ちなみに、このカードにカタツムリが描かれている事は、見過ごしされガチです🐌

ペンタクル9=ロザリンド

ペンタクルの9に描かれているのは「お気に召すまま」で男装の女性として、シーリアとアーデンの森に入って行った、ロザリンドのイメージとそっくりなのです。そしてロザリンドは、レスリングで相手を打ち負かした、勇猛果敢なオーランドーと恋に落ちました。

レスリングで相手を打ち負かしたオーランドーは、まるでやハヤブサのように勇猛果敢でした🦆

おそらく、パメラ・コールマン・スミスは、「お気に召すまま」からインスピレーションを受けて、このペンタクル9を作画したのだと思われます。

「カタツムリ」=「お気に召すまま」

ただ、自分がもっと驚いているのは、カタツムリは「雌雄同体」の動物で男も女も関係ない動物だという事です。そして「お気に召すまま」の「世界はすべて舞台だ。そして、男性も女性もすべて、単なる役者に過ぎない。」というこの作品のテーマにピッタリなのです😊

まるでシェイクスピアやパメラ・コールマン・スミスは、カタツムリが雌雄同体の動物だったと知っていたかのように思えるのです🤔 

カタツムリが雌雄同体の動物だと分かったのは、結構、昔の事なのですかね🐌

最後に今回のテーマが皆様のお気に召されたら幸いでございます😎

タロットカードとは、まさに「お気に召すまま」、「いろいろな解釈が出来るもの」とお汲みとり頂きましたら幸いです🤗

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