
カタツムリをペットとして飼育していると、もちろん別れの時がやってきます🙏しかし、カタツムリが亡くなった場合はどうするのが一番良い方法なのでしょうか?今回は、そんな飼育していたカタツムリが亡くなった場合の対応について解説をいたします🐌👼
カタツムリな亡くなった場合のNGについて

私は、先日、カタツムリが亡くなった場合のNGについて、貝類の専門家の方からアドバイスをいただきました。それは以下の内容です。
「たとえ死んだ殻であっても、元の産地と違う場所に放逐するのはよくない」
今回は、この原則を踏まえつつ、大切に育てたカタツムリの命を尊重し、学びへとつなげるためのカタツムリが亡くなった後の弔い方をまとめました。
基本原則:元の産地以外には放さない

何よりもまず心に留めておくべきは、捕獲した場所と異なる場所には、生きていても死んでいても、そのカタツムリを放さないという原則です。これは、生態系の攪乱防止、外来種問題への警鐘、そして飼い主としての倫理的な責任に基づいています。
今回は、この基本原則を踏まえた上で、私は3つの弔い方を考えました🙏
①元の産地へ返す

カタツムリを捕獲した元の場所まで戻り、その場で土の中に浅く埋めてあげるという方法です。
これは、そのカタツムリが生きていた環境に自然に還し、生態系への影響を最小限に抑えるという考えに基づいています。命の循環を肌で感じ、自然への理解を深める貴重な機会となるでしょう。
ちなみに、わが家のカタツムリは、ほぼ自宅の庭にいたカタツムリを室内で飼育しています。そのため、カタツムリが亡くなった場合は、庭に埋めています。
なお、自宅から離れた場所のカタツムリは、産地に戻すなどの対応をする事もあります。
ただし一般的には、子供や家族が外で捕まえてきた場合は、場所を覚えていない事があると思います😌
しかし、カタツムリが亡くなった場合に、産地が分からないので、安易に「自宅の庭に埋めようかな🤔」というのは、今回の原則からはお薦めしない方法です😌
では、他にはどのような方法があるのでしょうか?
②可燃ごみとして処分する

元の産地が遠い、または不明確で産地に戻すことが難しい場合は、可燃ごみとして処分するという選択肢が考えられます。
なお、カタツムリは、貝類の一種なのです。
ちなみに、ご家庭で、アサリの味噌汁や貝殻付きの食材を食べた後は、どうされていますか?
皆さんのご家庭の地域で定められた方法で処分されているのではないでしょうか🤔
私の地域では、貝殻は「可燃ごみ」として処分する事ができます。

なお、この方法は、安全な方法の一つです。感情的には抵抗があるかもしれませんが、不用意な生態系の攪乱を防ぐという責任ある行動として捉えられます。
しかしながら、ペットのカタツムリが亡くなった場合に「可燃ごみとして処分することに抵抗がある」という方は多いと思います😌
その場合は、次の「標本にする」という方法がお勧めです。
③標本にする

カタツムリの標本は、生態系への影響を回避しつつ、生命倫理と科学的探求心を同時に育むことができる方法です。
カタツムリの標本化の意義

ペットのカタツムリを標本にする事は、以下のような意義があります。
- 命の学びの深化: カタツムリの体の構造を詳細に観察し、その生態への理解を深めることができます。
- 命への敬意と感謝の表現: 大切に育てた命を単に捨てるのではなく、学びのために活用することは、「命を最後まで大切にする」という倫理観を育みます。
- 感情的な側面の緩和: 既に息絶えているカタツムリを用いるため、「命を奪う」という葛藤がなく、悲しみの中から肯定的な学びへと繋げることができます。
ペットのカタツムリの標本化の3つの注意点

- 適切な方法で肉抜きや洗浄を行い、衛生的に長期保存する必要があります。肉抜きは、基本的にカタツムリを茹でる必要があります。しかし、自宅の敷地内に、一旦亡くなったカタツムリを置いておく場所があるのであれば、軟体部分は、自然の生き物が処理をしてくれます。いずれにせよ、軟体部分が適切に処理された、カタツムリの殻が標本となります🐌
- お子様が飼育したカタツムリの場合には、この工程を親子で協力して行いましょう。お子さんの感情に寄り添い、無理なく進めることが大切です。
- カタツムリの標本の作り方は、海の貝の標本の作り方と同じです。標本の作り方は、専門家の方がブログなどや専門書などで記載しているので参考にされると良いと思います😌
まとめ:各家庭で考える「カタツムリの命の弔い方」
カタツムリの弔い方は、単なる死骸の処理ではなく、命の尊厳、生態系への責任、そして家族の価値観が問われる大切な機会です。
ぜひ、カタツムリが亡くなった後も、飼育していた時と同じように、カタツムリへの生命倫理を大切にしてくださいね😊
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