
カタツムリは繁殖能力が高く、しばしば卵を産みます🥚しかし必ずしも、カタツムリが孵化するわけではありません。今回の記事では「孵化する卵」と「孵化しない卵」の見分け方について、筆者が観察して感じている内容をご紹介します😊
カタツムリの卵から黄ばんだシミが!

筆者は、カタツムリの産卵から孵化までの観察を、2021年頃から続けています。専用の飼育ケースにキッチンペーパーを敷き、卵を移動させて霧吹きしながら日々、観察をしています。卵の孵化の期間については、種類によって異なり、小型のカタツムリは二週間、中型以上は1カ月から1カ月半以上かかります。
ただ、残念ながらカタツムリの卵は、孵化しない事もあります😭この場合は黄ばんだり茶色に変色し、キッチンペーパーに薄い茶色のシミを作ります😑
一方で、孵化する卵はシミを作ることが少ないです😊
つまり、卵の色やシミの色の変化を観察することで「孵化するのかどうか」について判断する事ができるのです。
卵が黄色や茶色に変色する理由

カタツムリの卵が黄ばんだり茶色に変色して、キッチンペーパーにシミをつけるのは、卵が内部で腐敗した結果と考えるのが妥当だと思います🧐
- 孵化しない卵は、受精していなかったり、胚発生の途中で胚形成が停止した卵の可能性があります。
- 胚形成が停止した場合、内部の蛋白質や脂肪分が分解され、細菌やカビに利用されて変色します。
- 分解に伴って液化した成分が外へ染み出すため、ペーパーに茶色や黄ばんだ跡が残るのだと考えられます😢
逆に、孵化する卵は胚が順調に成長するので、内部が比較的安定し、外に液が漏れることはあまりありません。そのため、キッチンペーパーにシミが出にくいのだと筆者は考えています🤔
孵化する卵と孵化しない卵がある理由
孵化しない卵があるというのは、自然界の多くの生物に共通する現象で、複数の要因が関わっています。カタツムリは、雌雄同体とはいえ、必ずしもすべての卵が受精しているわけではありません。また、卵は胚形成の遺伝的な問題や細胞分裂の異常により、発生が途中で止まることがあります。
なお、温度や湿度のわずかな違い、酸素不足、カビや細菌の感染などによっても孵化する確率は変わります。特に、カタツムリの卵は、湿度が高い状態を保つ必要があるので、カビが生えやすいのです😑
カタツムリの卵の観察のポイント

筆者が考えるに、カタツムリの卵の色や、キッチンペーパーに黄ばんだ染みがあるのかというのは「卵が孵化するのか」という事を判断するサインの一つと言えるのではないかと思います🤔
まとめると、黄色や茶色に変色して染みをつくる卵は、内部で腐敗した=孵化しない卵と考えてよいのではないでしょうか。そして孵化がしない理由は、受精の有無や発生異常、環境条件など複合的な要因によるものです。
ちなみに、私の場合は、カタツムリの卵は、産卵した日を記録して、カタツムリの卵の飼育ケースにその日付を貼っています。
もし、皆さんも「このカタツムリの卵は、いつ頃までお世話をするのか😅」と不安になった場合は、今回の記事が参考になれば幸いです。ちなみに、ブログの質問コーナーや、SNSなどを通じて質問をくださる方もおります。もし、心配になったら質問しても大丈夫ですよ😊

それぞれ孵化にかかる期間が異なります🥚
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