ウスカワマイマイの外套膜(殻の内側)には不規則な黒斑が現れて、殻を透かして様々な模様を作っています。今回は、ウスカワマイマイの殻の模様について詳しく解説します🐌
ウスカワマイマイの殻の名称
貝類の部位の名称は、かなり細かく決まっています。今回は、ウスカワマイマイの殻の特徴を知る上で、基本となる部位の名称を示しました。
- 螺塔(らとう):殻の最上部から最下部の縫合までの部分
- 体層(たいそう):殻口から上部にひと巻した部分
- 殻口(かくこう):軟体部分が収まる、殻の入り口の部分
- 螺層(らそう):殻のひと巻き、ひと巻きを指します
- 縫合(ほうごう):螺塔の中にある螺層と螺層の間の合わせ目
ウスカワマイマイの殻の特徴
殻は半透明の褐色で名前の通り薄いです。殻の螺層は小さいが体層が大きく発達し膨らんでいます。殻口は大きく開き、その縁はとても薄いです。一般にカタツムリは成貝になると殻口部の殻の縁が肥厚して、外側に反り返って独特の形となりますが、ウスカワマイマイは「反り返り」は起こらず、成貝になっても薄いままです。そして、殻の外套膜に現れる黒い斑点が透けて様々な殻の模様を作っています。
我が家のウスカワマイマイの模様
我が家のウスカワマイマイは、自宅で卵から孵化させて育ています。名前は、全て「こつむ」と名付けています😊
現在、育てているのは、昨年孵化したカタツムリ達が中心です。そして最近、成長にともなって様々な殻の模様が現れ始めたので、今回、それぞれの殻の模様を観察しました
①螺塔(茶色)/ 体層(クリーム色)
②螺塔(茶色)/ 体層(やや斑点あり)
③螺塔(赤茶)/ 体層(黒い斑点模様)
④螺塔(黒い斑点模様)/ 体層(黒い斑点➕黒い線あり)
⑤全体的にクリーム色
まとめ
今回は、ウスカワマイマイの模様の特徴についてご紹介しました。ウスカワマイマイは、成長にともなって「黒い斑点」が様々な模様となって現れます。是非、皆さんもウスカワマイマイを見かける事があったら、じっくり殻の模様を観察してみてくださいね😊
きっと、いろいろな模様のウスカワマイマイと出会う事が出来ますよ🐌
そして、ウスカワマイマイは名前の通り、殻がとても薄いので、やさしく、そっと扱って下さね😌
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