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珍しいカタツムリ、ヒダリマキマイマイをフィールドワークで見つけた!

矢印とカタツムリ 生態
百尺
百尺

先日、スマホの写真を眺めていると、珍しい赤茶色をした左巻きのカタツムリが写っているのに気が付きました。そこで、SNSを通じて「何というカタツムリなのか?」質問をしてみると、親切な方が「平地の場合はヒダリマキマイマイで山間部の場合は、チャイロヒダリマキマイマイでしょう」と教えてくれました。そこで、今回はヒダリマキマイマイの特徴を紹介をさせて頂きます。

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ヒダリマキマイマイとは

ヒダリマキマイマイの幼貝
ヒダリマキマイマイの幼貝【筆者撮影:2024年6月】

ヒダリマキマイマイは、漢字では、左巻蝸牛と書きます。その名の通り、左巻きのカタツムリです。日本では、東北から中部地方にかけて広く分布しています。軟体部がマダラ模様になるという特徴があります。

チャイロヒダリマキマイマイとは

チャイロヒダリマキマイマイ
チャイロヒダリマキマイマイ【筆者撮影:2023年6月】

チャイロヒダリマキマイマイは、カタツムリハンドブック(武田晋一 写真/西 浩孝 解説)を参考にすると、関東や中部地方の山岳部に生息しているそうです。ヒダリマキマイマイに似ていますが、見た目が、赤褐色ないし黒褐色という特徴があります。

ヒダリマキマイマイは珍しい(レア)

一般的に、カタツムリの多くは右巻きです。カタツムリの種類の割合としては、右巻きが90-95%を占めるとされている研究もあります。一方で左巻きのカタツムリは非常に稀で、全体の5-10%程度とされています。

最近は、地域によっては「カタツムリを見かけないな🤔」という方も増えているようなので、ヒダリマキマイマイとなると、遭遇する確率は、かなりレアと言えるでしょう。私の自宅は裏に山があり、山間部なので、自然の生き物やカタツムリが家の周辺に沢山います🐌

そして、森の方に行くにつれて、ヒダリマキマイマイも生息しています。

ヒダリマキマイマイの見分け方

ヒダリマキマイマイの見分け方は、握り拳を作り親指の曲がり方とカタツムリの殻の入り口を見比べます。殻の入り口が左手の親指の曲がり方と合う場合が、ヒダリマキマイマイで、右手と親指の曲がり方と合う場合が右巻きのカタツムリです。

左手とヒダリマキマイマイ【筆者撮影:2024年6月】
右手とミスジマイマイ【筆者撮影:2024年6月】

ヒダリマキマイマイの生息場所

ヒダリマキマイマイの子供 【筆者撮影:2023年6月】

私がヒダリマキマイマイを観測した場所は、山間部です。あまり日中でも日がささない、昼間でも薄暗い場所です。また、カタツムリが左巻きに進化した説を裏付ける研究として、「ヘビの捕食説」があります。

確かに、私がヒダリマキマイマイを見つけた場所は、しばしばヘビが出現する場所です🐍

ただ、まだヘビがカタツムリを捕食する様子は私は、目撃した事はありません。

【参考資料】『右利きのヘビ』で解く,左巻きカタツムリの謎 / 細 将貴 氏

https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9303/9303_index.pdf

おわりに

もし、ヒダリマキマイマイと遭遇したら、かなりラッキーだと思います。また、ヒダリマキマイマイにも様々な種類がいますので、見かけたら、撮影して後でじっくり調べる事をおススメします。その際は、ぜひご自身の握り拳と見比べてくださいね✊

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