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マジかよ!太古の暮らしとカタツムリの起源を尋ねる

生態

我が家の、ウスカワマイマイのこつむ達と、ミスジマイマイのしまつむ達は、ただいま絶賛冬眠中です🐌💤このような現在の暮らしぶりを紹介しても、冬眠中の間は、しばらく同じ状況かと思いますので、今回は、カタツムリのご先祖様の太古の暮らしぶりをご紹介したいと思います😆

何だか分からない😂と思いますが、二つの虫籠の上に、冬用カバーをかけています😊
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スノーボールアース仮説

スノーボールアース仮説とは、約6億年前「地球が雪玉状態」になったという、カリフォルニア工科大学のカーシュビンク博士よる仮説です⛄️なお、この時代は生物の急進的な進化をもたらした、とても重要な時期とも考えられています。

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Science progresses by a process called hypothesis testing, which involves proposing an idea and then subjecting it to ex...

博士のラボのホームページを拝見すると博士の主張が以下のようにまとめられていました😊

【注意】本文は英語です。翻訳は私的なもので、文章はその要約です。本文の内容はリンクをご確認ください。論文や素晴らしい動画での説明を観る事ができます🎦

・動物の磁場感受性

動物の磁場感受性は、特殊な感覚器官として機能する同じ生物起源の磁鉄鉱の小さな鎖によるものかもしれない。

・堆積岩の磁化の原因

走磁性バクテリアの 「磁性化石」によって生成された生物起源の磁鉄鉱が、堆積岩の磁化の原因である可能性がある。

・スノーボールアース仮説

地球の歴史の中で、何度か地球全体が凍結した可能性があり、それは「雪玉」に似ており、(生物にとって)最も深刻な危機のいくつかを引き起こしたようだ。

・極移動の大規模なバースト

カンブリア紀進化爆発は、地球の自転軸が地質学的に短い間隔で赤道に移動した『極移動の大規模なバースト』によって、部分的に引き起こされた可能性がある。

なんかもう、話が凄すぎて😂ついて行くのがやっとでしたが、「極移動」を説明した動画を見ると約15億年間ぐらい、地球はかなり傾いたりしたようです。まるで、神様が地球をフラスコに見立てて、フラフラと振っているような感じがしました😊

神様の実験イメージ図

また東北大学の2021年研究では超大陸の発生とスノーボールアースとの関係性が発表されています。どうやら、この時代の始まりと終わりには、CO2の増加と減少が関係があるようですね🏭

スノーボールアース後に真正細菌、その後、真核生物繁栄 6 億5〜3 千万年前のスノーボールアースに微量の光合成生物
【本学研究者情報】 〇理学研究科地学専攻 名誉教授 海保邦夫 研究者紹介 【発表のポイント】 動物の初期進化の時代にスノーボールアース(以下、全球凍結)が生物に与えた影響を考察した。 堆積岩中の有機分...

エディアカラ生物群

さてさて、そんな神様の地球規模の実験が終わる頃の約6億2000万年前~約5億4200万年前のエディアカランという時代に、やっと目に見えるくらいの大きさの生物が大量に誕生しました🤗なんと、我が家の飼っているカタツムリ達のご先祖様が始めて誕生した(?)のが、この時代です🐌

とても上手に作成された動画を発見しました😊エディアカラ生物群の大きさが相対的に表現されています😀

キンベレラ

キンベレラのイメージ図 ブログ作者により作成😂

キンベレラ は、この時代に繁栄したエディアカラ生物群に含まれる生物のひとつで、長い口先で堆積物をひっかいていたようです。体長は数センチメートル。原始的な軟体動物である可能性が高いとされています。

軟体動物の特徴として上げられるものに、『歯舌』と呼ばれる、口の歯のような器官があります。カタツムリは、この歯舌を使って食物を食べています。このキンべレラの化石が見つかった場所では、この歯舌を使って、藻類を削り取ったような後がある事から、現在では軟体動物の可能性が高いとされています。

なおリンクは、現在のカタツムリの食後の跡です😋キンベレラの食事の跡も、こんな感じなんでしょうか?まだ歯舌が付いた状態のキンベレラの化石は見つかっていないようで、いまのところは、軟体動物かもしれないという状況のようです😊

カタツムリの食べ痕 | かなたけの里公園
福岡市民の「里」として育んでいく公園です。「里」の知恵や恵みを、市民の交流の中で未来へとつなぎ、かなたけの里公園をみんなで育んでいきましょう。

エデンの楽園

エディアカラ生物群が生きていた時代は、かなり平和だったようで、『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』〔土屋健/著〕には、次の記述があります。

エディアカラ紀・カンブリア紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ)) | 土屋 健, 群馬県立自然史博物館 |本 | 通販 | Amazon
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『エディアカラ生物群の多くは、眼も歯もトゲももたず、脚もない。基本的に軟体性で、敵から身を守るための殻などの硬組織ももたない。こうしたことから、この時代はまだ本格的な生存競争が始まっていなかった、ともみられている。「争いのない時代」ということに注目し、このエディアカラ紀を旧約聖書に登場する「エデンの楽園」になぞらえて、「エディアカラの楽園」とよぶこともある。』

エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』〔土屋健/著〕

本書は、解説が素晴らしく、またイラストも大変美しいので、見ていると時間が経つの忘れてしまいます😍

「エディアカラ」と「エデン」という言葉は、偶然にも語感が似ていますね😊、「エディアカラ」とは、南オーストラリア州のフリンダース山脈の北部にある一連の低い丘の名前で、化石が見つかった「場所の名前」です。一方「エデン」はヘブライ語で「喜び、楽しみ」を指し、聖書では「楽園」を意味しています。

なお、エディアカランという時代の化石からは、最初の人類の化石は見つかっていません。なぜなら、最初の人間は、『エデンの楽園』から追放されてしまいましたからね🤗

旧約聖書 創世記3章24節「神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた。」📖
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