カタツムリには、実は毛がフサフサ生えている種類がいます。お年頃のミドル/シルバー世代には、羨ましい話ですね😁今回は、毛が生えてるカタツムリのオオケマイマイをご紹介いたします😊
オオケマイマイとは
オオケマイマイは、日本に生息するカタツムリの一種です。殻は平べったい円盤形で、黄褐色から淡褐色をしています。殻の巻きに沿って太い毛が生えています。主に地上性で、落ち葉の下や倒木などに生息しています。繁殖期は春から夏で、卵を産みます。
何故、毛が生えているのか?
「何故、カタツムリに毛が生えているのか?」と思う人は多いと思います🤔
しかし、結論から言うと、オオケマイマイの毛の役割は分かっていません。
泥を付けてカモフラージュするなど、言われた事がありますが、結局の所、毛の機能は分かりません。
陸の巻貝「カタツムリ」驚異の多様性と愛らしい魅力!―生き物ワールド― 7:57 岡山大学 福田 宏 准教授
【参考資料】岡山大学 准教授 福田 宏 インタビュー
他の生き物の毛について
例えば人間は、頭や目の周り、陰部などに毛が生えています。人に生えている毛は、身体の大事な所や弱い部分に「毛が生える」と言われる事が多いようです。
なお、蝶々の幼虫などの所謂「毛虫」の毛は、自分自身を守るためと言われています。例えば、毛がフサフサ生えている事で、自分を大きくみせる事が出来ます。
また、毛虫には、毒があるものと、毒がないものがいます。
毒がある毛虫は、その毒によって身を守ります。また、毛虫の毒の被害にあった事がある、生き物は、毛虫の毛を見ただけで、たとえ、その毛虫は毒がなくても、「毒があるかも😨」と思うのかも知れません。
だとすると、オオケマイマイの毛は、もしかすると、外敵に「毒があるかも😖」と思わせる事が出来るのかもしれません。しかし、これは私の個人的な見解ですので、あしからず。
一億年前の毛のあるカタツムリの化石
2019年には、北京市で一億年前の琥珀から、「毛のあるカタツムリの化石」が発見され、ニュースになりました。この化石については、ドイツと中国、スイスの研究者が共同で行い、研究論文は国際学術誌「iScience」に掲載されました。
なお、琥珀の中で見つかったカタツムリの化石は直径約6.6ミリで、殻の表面が毛の生えた殻皮で覆われていました。
研究者はこれらの毛について、カタツムリが熱帯の湿った森林に適応するための変化であり、植物に付着する力を強め、葉の上を登りやすくする役割があると考えているそうです👨🎓
さらに、2022年には、毛の生えた新種のカタツムリの化石も発見されています。
絶滅危惧種の指定について
オオケマイマイは、かつては、本州と四国など、広い範囲で、生息していたカタツムリでした。ただ、現在では、地域によっては、オオケマイマイは絶滅危惧種に指定されています。
もし、野外でオオケマイマイを見かける事があったら、そっと見守りをお願いします。
ちなみに、以下は自分が撮影したオオケマイマイの食事の様子です。
撮影場所は、東京都立秋川丘陵自然公園です。ちなみに、この場所では、生き物を捕まえたり、植物の持ち帰りは禁止されているので、ご注意をお願い致します😊
なんか、見た感じでは、オオケマイマイは一億年は、姿が変わっていないような気がします😅
そして「カタツムリって、凄い生き物なんだ」と、私は改めて思いました😌
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