子供に大人気のカタツムリは、アニメや音楽、そして児童文学の題材としても登場する事があります🐌
今回はそんなカタツムリが登場する外国の児童文学、ロアルド・ダールのROALD DAHL COLLECTION 14に収められている「カエルとカタツムリ」を解説します😊
ロアルド・ダールの紹介
ロアルド・ダール(1916~1990)はイギリスの作家です。学校を卒業した後、石油会社に就職。
しかし戦争が始まって、飛行機のパイロットになって撃墜され、一度生死の間をさまよいます。
その後、この戦争体験をもとに作家生活を始め、風変わりな文体で、短編小説が話題に。その後、結婚を期に児童文学に目覚め、多数の作品を執筆。ロアルド・ダールの作品は、イラストレーターのクェンティン・ブレイクの挿絵ともに世界的なセールスとなり、ロアルド・ダール作品は映画化もされています🎥
「カエルとカタツムリ」の原題
ロアルド・ダールの「カエルとカタツムリ」は、原題は「The Toad and the Snail」といい、「Dirty Beasts」という短編集に収められています。この「The Toad and the Snail」を、日本語版では翻訳して「カエルとカタツムリ」なんですね😊
なお、英語のToadはヒキガエルという意味です🐸
ちなみに、英語では「tooth and nail」というイディオムがあって、この場合の意味は「歯と爪」ではなく「あらゆる手段を尽くして、必死に」という意味です。
なので「The Toad and the Snail」は「tooth and nail」をもじって、ダジャレのような感じになっているのだと思います😊
「カエルとカタツムリ」の翻訳:灰島かりについて
ロアルド・ダールの文章は、ダジャレや韻を踏んだり、イギリス人特有のブラック・ジョークやロアルド・ダールが作った言葉やキャラクター名などが沢山出てくるので、翻訳はとても難しいと思います😤
しかし、日本の翻訳をされた、灰島かりさんは、多くの海外の児童文学を翻訳された方で、とても上手にロアルド・ダールの世界を文学的な表現技巧を踏まえて翻訳しています🧑🎓
「カエルとカタツムリ」の内容
「カエルとカタツムリ」の内容は、ファンタジーです。登場人物は、ナレーターと少年と、いろいろな動物達という設定です。
ある少年がイギリスにある池でブタのように大きい、カエルに出会うところから話が始まります。そして、カエルが「海を超えて、フランスへ行こう!」と誘い、少年はカエルの背中に乗って、フランスへ。
ナレーターがフランスでは「カタツムリ」を食べるんだよ!吐きそう!🤑とフランス人達をいじりながら、どんどんロアルド・ダールのファンタジーの世界が展開される内容になっています。
そして、ロアルド・ダールの作品にしばしば登場する「Roly-Poly Bird」に乗って少年がイギリスに帰ってくるまでの冒険ストーリーです😤
ちなみに、一般的にはローリー・ポーリー・バードとは、英語圏ではとてもポピュラーな、鳥の形をした起き上がりこぼしのオモチャです🐣
「カエルとカタツムリ」は評論社から出版されているROALD DAHL COLLECTION 14「こわいい動物」に収められています📚
ロアルド・ダールの「カエルとカタツムリ」を読まれていない方は、是非読んでみてください。ロアルド・ダールの不思議な世界に引きずり込まれると思いますよ😊
是非、ロアルド・ダールの世界をお楽しみください😄
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