ブログ筆者は、2021年に一匹のカタツムリの赤ちゃんと出会った事がキッカケで、現在では年間約500匹以上のカタツムリを飼育しています😊
今回は、カタツムリの飼育者(貝主)の立場から、不思議で可愛いカタツムリの生態を詳しく解説します🐌
カタツムリってどんな生き物?
「カタツムリ」という名称は、生物学的な名称ではなく通称です。カタツムリは「デンデンムシ」とも呼ばれますが、「虫」ではなく、陸に生息する巻貝の一種で、殻を持つものをカタツムリと呼びます。漢字では「蝸牛」と書きます。
またカタツムリのような陸に住む貝は、陸産貝類とも呼び、形も様々です。一般的には、丸みのある渦巻き型の場合にカタツムリ、縦長の渦巻き型はキセルガイ、殻のないものをナメクジと呼びます。
なお、カタツムリの渦巻きには、右巻きと左巻きがいて一般的には右巻きが多く、左巻きは珍しいです。そして、カタツムリの殻は、蓋付きと蓋がないものに分かれ、その種類は日本では約800種類いると言われています。
カタツムリの体の特徴
カタツムリの体は、軟体部と呼ばれる柔らかい部分と、殻という硬い部分でできています。殻はカタツムリの成長と共に大きくなり、内部には心臓や肺などの内臓が収められています。カタツムリは湿った環境を好み、乾燥や極端な温度から身を守るために殻の中に体を引っ込めることができます。
カタツムリはどんなものを食べるのか
食性に関しては、ほとんどのカタツムリは植物を食べます。主に藻類やコケ、葉、花びら、果実などを食べます。また、殻を維持するために必要なカルシウムを補給するために、コンクリートや石灰石などを含んだ石や土を食べることもあります。また、紙も大好きで、キッチンペーパーも食べますよ😋
カタツムリの産卵
カタツムリは雌雄同体で、春から梅雨にかけてが産卵シーズンです。一般的な生き物は、オスとメスに分かれて、メスが卵を産みますが、カタツムリの場合は産卵に特徴があります。
カタツムリは雌雄胴体でオスとメスの区別が無いので、交尾を行った後、両方とも卵を産む事が出来ると言われています。そして、種類によりますが、多くは50個から100個程度の卵を産みます。なお、小笠原の固有種のカタマイマイは、体の割に大きめの卵を一度に2〜3個程度しか産卵しない事が知られています。
カタツムリは地域限定?
日本には多様なカタツムリが生息しており、地域ごとに異なる種が見られます。特に南西諸島や小笠原諸島では、島ごとに固有種が進化していることが多いです。これはカタツムリが移動能力に乏しく、地域ごとに種分化が起こりやすいためと言われています。また、島々にカタツムリが生息し始めた理由としては、鳥などが食べて、カタツムリが消化されずに、そのまま鳥のフン(💩)と一緒に排泄されたという説があります😊
今回は、不思議で可愛いカタツムリの生態をご紹介しました。これから、梅雨になってカタツムリを見かける事があるかもしれません。その時は、ぜひカタツムリの生態をじっくり観察してみてくださいね😊
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