アジサイには毒があるのに、「なぜカタツムリはアジサイの葉にいるのか」という疑問がカタツムリの愛好家の間で話題になる事があります🐌今回はカタツムリとアジサイの関係について、詳しく解説します。
アジサイには毒があるのか
結論から申し上げると、実はアジサイに毒があるのかというのは、まだ研究途中で未だ明らかになっていません。
毒性成分は、未だ明らかではない。
厚生労働省/自然毒のリスクプロファイル:高等植物:アジサイ
良く言われているのは、アジサイには青酸配糖体が含まれているとされており全てのアジサイに毒があるかのように考えられています。 青酸配糖体とは、シアン化物中毒を引き起こす物質で、多量に摂取すると死に至る事があります☠️
2008年には、国内でアジサイに由来と疑われる中毒症状が発生し、京都薬大がアジサイの毒性を調査しています。
調査の結果、中国四川省産のアジサイには青酸配糖体が検出されたものの、京都産のアジサイには検出されないなど、品種によって成分・含量にかなりの差があるとの見解だったようです。ただ、アジサイを食べて中毒症状があった事例は、複数あるので食用は避けるべきだとは思います🧑⚕️
【参考資料】厚生労働省:自然毒のリスクプロファイル:高等植物:アジサイ
カタツムリはアジサイを食べるのか
自分はカタツムリを飼い始めたばかりの頃、アジサイの葉はカタツムリが好きなのではと思い、アジサイの葉をあげていた事があります😅
ちなみに、カタツムリはアジサイの葉は食べませんでした😌
なお、アジサイの葉は大きいので、葉っぱの裏に隠れる事が良くありました。ちなみに、今では毒があるかもしれないと思い、カタツムリにアジサイの葉は、与えてません。
アジサイを食べる生き物
ネットで調べてみると、「アジサイが虫に食べられた😭」とお嘆きの方が沢山います。コガネムシや蛾の幼虫🐛、ハダニなどの被害にあっているようです。
なお、アジサイには毒があるので、虫もよりつかないと考える方がいるようですが、そんなラッキーな植物はないと思います😊ただ、「虫が食べる=毒がない」という単純なものではないので注意が必要です🧐
なぜアジサイにカタツムリがいるのか
自分の住んでいる地域は、梅雨になるとアジサイが沢山咲きます。そして梅雨になると、カタツムリ達は、雨を避けて上の方へ登ったり、葉っぱの陰に隠れたりします。
カタツムリは、有配類という種類の生き物で私たちと同じように、肺で呼吸をしています。カタツムリは、梅雨に良く見かけますが、あれは、雨を避けて活動しているのです。アジサイは、葉が大きいので、カタツムリにとって雨を避けるのに好都合なのだと思います。
なお、自分はアジサイを食べるためにカタツムリが群がるという事は見た事がありません。おそらく、カタツムリがアジサイにいるのは、雨を避けていたら、たまたま大きな葉があったという程度の事なのだと思います。
カタツムリが好きな自然の植物
野外にカタツムリの散策に出かける場合、「カタツムリが好きな自然の植物」を知っておく事はとても重要です。このカタツムリの好きな植物を知っていれば、確実にカタツムリに出会う確率が上がります。
ちなみに、カタツムリが良くいる植物はアオキ、イヌビワ、笹の葉が代表的な植物だと思います。ともに、山地の林内に自生している低木です。これらの、葉っぱをめくってみると、雨の日であればカタツムリがいる事があります🐌
まとめ
アジサイは梅雨に咲きます。一方で、カタツムリが活発に活動しているのも、同じく梅雨の時期です。そのため、カタツムリがアジサイが一緒にいるというイメージがついているという事なのではと自分は考えています🤔
なお、アジサイの毒性は、まだ調査中とはいえ、中毒になった人がいるのは事実ですのでくれぐれも、アジサイの葉を食べないようにしてください。
また、アジサイの葉は、大きいので「お刺身」を乗せて使う方がいるようです。間違って口にしないように気をつけてください。あと、カタツムリにアジサイの葉は与えないでくださいね😊
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