今回は、東京都あきる野市で見つけた、ピンクの頭の可愛らしいカタツムリをご紹介します🐌
マルシタラガイとは
マルシタラガイは、学名はParasitala reinhardti(名前を付けた人:ヘンリー・オーガスタス・ピルスブリー)といいます。殻は底の丸い円錐形で、シタラガイの仲間です。周縁は丸く、殻表には飴状のツヤがあります。殻色は淡い黄褐色で、頭部がピンク色の可愛いらしいカタツムリです🐌
マルシタラガイの生息域
マルシタラガイは、主に山間部のアオキの葉に生息しています。また、地域では本州、四国、九州に分布しています。
マルシタラガイの分類
マルシタラガイは、軟体動物腹足綱柄眼目ですが、以降の分類の「科(類)」は、資料によっては、シタラ科もしくは、ベッコウマイマイ科に別れます。なお、西浩孝著「カタツムリハンドブック」では、ベッコウマイマイに分類されていますが、筑波大学の資料では、シタラ科に分類されています。
マルシタラガイは研究者によって、分類の意見が分かれているのかもしれません🤔
【参考文献】カタツムリハンドブック
【参考文献】筑波大学のカタツムリ
マルシタラガイのお尻の特徴
マルシタラガイは、お尻に突起があります。また、ベッコウマイマイ科、シタラ科のカタツムリは、お尻が長いのが特徴です。ちなみに、マルシタラガイの動画をYouTubeに投稿したので、ぜひ愛らしいマルシタラガイの姿をご覧くださいませ🎥
絶滅のおそれ
マルシタラガイは、かつては日本各地で見られたカタツムリですが、現在は地域によっては、絶滅危惧種に指定されています😢
カタツムリは生息域が限られており、また、環境の影響を受けやすい生き物です。そのため、地域によっては、カタツムリは種を多様化する事が出来ていました。しかし、近年では、世界各地でカタツムリは絶滅の危機に瀕しています。
種の絶滅の速度は4万倍
1975年以前は、生物の種が絶滅するのは、1年間に1種類程度でしたが、現在では、様々な自然の変化、環境破壊、生物の多様性の損失により、1年間に4万種の生物が絶滅していると言われています。
【参考文献】環境省ホームページ
例えば、童謡「手のひらを太陽に」の歌詞に登場する、「アメンボ」は種類によっては、絶滅危惧種に指定されています
このままでは、いずれ子供達が学校で童謡を習っても「アメンボって何?」、「カタツムリって、どんな生き物?」となってしまうかもしれません。
おわりに
今回は、マルシタラガイという、ピンクの頭のカタツムリを紹介しました。
マルシタラガイは、以前は各地に普通に生息していたカタツムリです。もし、今回の本ブログで「はじめてピンクのカタツムリを見た❗️」という方は、今一度、ご自分の住んでいる、自然環境の保全について、考えるのは、きっと良い事だと思いますよ😊
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